サッカー教室に参加した子どもたちと記念撮影をした菅原由勢 サウサンプトンに所属する日本代表DF菅原由勢が、アンバサダーを務める英語コーチングスクール「TORAIZ(トライズ)」主催のサッカー教室に登場。小学生たちに約90分間、1対1や試合だけでなく、質問に答えたりサイン&撮影会をするなど楽しませた。
イベント後、菅原は「子どもたちと触れ合う機会はなかなかないので、こうやってすばらしい機会を作れたので、楽しかったですし、またやりたいですね。自分もこういう時期があったなと、感慨深く考えることができたので、子どもたちの質問には感謝したいです。英会話は必要不可欠というか、最初にやった方がいいぐらい大事な部分ですね」と、貴重なオフ期間だが、有意義に過ごせたと話す。
今シーズン、AZからサウサンプトンに移籍。初のプレミアリーグ挑戦となったが、30試合出場で先発は16試合、1得点1アシストに終わった。クラブも昇格1年目のシーズンで苦しみ続け、シーズン2勝で終了。勝ち点12で早々に2部降格が決定した。
菅原は「想像していたよりも濃かったです。結果的に見たら、素晴らしいなんて言ってたら良くないですが、中身がどうだったかを見たとき、僕の人生で初めて3人の異なる監督とプレーしたこと、まったく違うサッカーを志向する監督たちとプレーして、クラブの中もガラッと変わって。ものすごい経験をできたと思っているので、自分の中では得るものが多かった」と表現。ラッセル・マーティン、サイモン・ラスク、イヴァン・ユリッチ、ラスクの再登板と監督がコロコロと変わる中、結果の出なかったシーズンを糧にするしかないと振り返った。
初めてのプレミアリーグでは、チャンスクリエイトなどで成果も見つかったとしつつ、特に守備で「予想していた以上に課題を突き付けられた」と表現。「世界のトップトップのウイングの選手と対峙してきましたが、それを抑えるだけの守備力。駆け引きもそうですし、強さも、速さもそうですけど、そういう選手たちを90分間ゼロに抑えるということに関して、まだまだ全然足りない。攻撃も素晴らしいディフェンダーの選手たちがいる中で、どうにか数字を残さなければいけなかったと思うし、全然物足りていないので、攻守両面に課題が見つかっています」と、トップレベルのリーグでもまれた1年を総括している。
日本代表としてはFIFAワールドカップ26年開幕まであと1年。「まだ1年ある。いろいろな捉え方ができますが、まずチームの活躍、チームで自分がどういうパフォーマンスをするかがつながってくると思うので、最大限自分が成長できる場でしっかり成長したいと思う」とコメント。
サウサンプトンは2部に降格となるが、「契約も3年あるし、そこに関しては責任を持ってプレーしなければいけない部分もあると思います。自分がしっかり成長できる場で成長したいと思います」「契約は3年あるので、それがすべてですね」と、“成長できる場”を求めたいと表現しつつ、クラブとの契約も多く残っている状況でもあるとしている。