isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。
2025年上半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡
今週の星座占いを全文読みたい方はこちらをタップ 今週のおひつじ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
慌てず、自由に、機嫌よく
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今週のおひつじ座は、世間や周りの視線など無視して自分事に集中できるよう、日常生活を整えていこうとするような星回り。
帝国ホテルの設計者としても知られる建築家のフランク・ロイド・ライトは、設計仕事をしてないように見えることで有名だった。
ライトの代表作の一つで、20世紀の最も有名な住宅建築である「落水荘」の設計時、図面を書き始めたのは、クライアントが今から車で2時間弱でそちらに着くと電話してきてからだったという。しかし、ライトはそうして追いつめられた状態で一気に創造性を発揮するタイプで、家族や同僚も、本人は決してそれで焦ることはなかったと証言している。
あなたもまた、誰が何と言おうと自分はこれで行くのだという確固としたスタイルを改めて打ち出していきたいところです。
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一隅にゐる
今週のおうし座は、努力や意志というものが必ずしも雄々しく、分かりやすい形で現れるものではないという人生の真実を、改めて噛みしめていくような星回り。
『激流の一隅にゐる水馬』(橋本鶏二)という句のごとし。
掲句では、涼しい顔をしたアメンボが「激流」のそばにいるのだという。力強く、容赦なく、すべてを押し流そうとする自然の脅威の中心から外れた目立たない片隅に、作者は焦点をおいている。特別な静けさが漂っているその限定された空間に何かが「ゐる」ということがこの句の核心なのだ。
あなたもまた、見えない微調整や静かなる抗い、目立たぬ努力を淡々と重ねていくことがテーマとなっていくはず。
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illustration by ニシイズミユカ
不透明な雲を育む
今週のふたご座は、日々の暮らしの基盤やデザインを見直すことも、ひとつの政治であるということを身をもって体現していこうとするような星回り。
『一九八四』にせよ『すばらしい新世界』にせよ、これまで登場してきた説得力のあるディストピアSFというのは、描き方や力点の違いはあれど、おおむね「今とは違う世界を望むのならば、その代償として愛や性的満足を手放すしかない、そして従来の家族を破壊するしかない」のだというメッセージを一貫して発してきたように思います。
逆に言えば、私たちにとって私的領域においてぬくもりや拠り所を与えてくれる家族的連帯とは、何よりも失っては困るものであり、喪失の恐怖が最大化する対象なのでしょう。
あなたもまた、「それを変えてしまったら今よりずっと悪くなる」と思い込まされている家族に関する制度や物語に、改めてツッコミを入れるところから始めてみるべし。
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illustration by ニシイズミユカ
ムーブメントのきっかけは
今週のかに座は、そのままでは手からこぼれ落ちていくような想いや気付きをどこかに書き留めていこうとするような星回り。
『萍(うきくさ)に豪雨底なく湛へけり』(前田普羅)という句のごとし。
根を持たず水面を漂う浮き草と、天から無尽蔵に降りそそぐ豪雨のコントラストによって、浮き草の儚さや脆弱さが際立つと同時に、小さな浮き草に注ぎ込まれる宇宙規模の力のはかり知れなさをも感じとることができるはず。その意味で、掲句は自然に一場面に宿る永遠性と、儚きものの存在感とを二重に浮かび上がらせた秀句と言えるでしょう。
あなたもまた、これを機に想いを形にしてみる工夫や努力に努めてみるといいかも知れません。
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飢えと情熱
今週のしし座は、決して文明社会に飼い馴らされることがない、古い心性を思い出していこうとするような星回り。
アフリカで生まれた実在のブッシュマン(アフリカ南部の砂漠地帯に棲む狩猟採集民)であったハンス・ターイボッッシュは、不思議な踊りをよくしたのだとか。それがあるアメリカ人女性に深い感銘を与え、彼女の話に誘われるように南アにいた著者を渡米させたのです。
「私たちは踊るだけでなく、いつか私たちが死んだ時に、風に吹かれて私たちの最後の足跡を消してくれるであろう砂塵を巻き上げているのを感じるのです。(…)そのかなたの日がのぼるのを見渡しながら輝いている太母シリウスも、この飢えを知っています。そしてこの飢えが鎮められるまで、私たちがどれほど遠くまで長い間旅を続けねばならないかを見て、彼女(シリウス)の愛する私たちすべてのために泣き、涙をこぼすのです。」
あなたもまた、そうした「飢え」をしみじみと感じ直していくことが、自身の今後の身の振り方を考えていく上での第一歩となっていくでしょう。
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ほんとうに生きている、という感じを持つために
今週のおとめ座は、翻弄されて当り前という状況の中で、自身の内なる抵抗の声を凝縮させ発していこうとするような星回り。
『夏痩せて嫌ひなものは嫌ひなり』(三橋鷹女)という句のごとし。
この句は一見、季節の変化による身体の変調に対する率直な感情を述べたようにも取れますが、そこには作者特有の烈しさと、自然に抗いきれぬ人間の宿命とを、内奥で呼応させているようにも感じます。
あなたは、彼女の自然にすら従順にならぬ魂をみずからに憑依させていくようなタイミングとなっていきそうです。
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うっかり風に吹かれゆく
今週のてんびん座は、自分が機械的な反応を繰り返す“装置”になりきれないという証拠を、身をもって再確認していこうとするような星回り。
スポーツ(身体遊戯)が与える感動の不思議のごとし。
たとえば、生涯をかけて「いのちとは何か」を問い続けたフランスの哲学者アンリ・ベルクソンは、1912 年に行われた「魂と体」という講演において、「われわれの一人ひとりは一つの身体である」と認めつつ、「私」とは本来「空間においても時間においても身体を超えるように見える」ものであると述べています。
あなたもまた、「より以上」を引き出すものとして身体やその遊戯の可能性を、少しでも強く、深く実感していくことがテーマとなっていくでしょう。
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それ、おかしくない?
今週のさそり座は、おおかたの人が気付かなかったり、見て見ぬふりをしてしまうような事態に注目し、問題視していくような星回り。
『手から手へどの手がゐもり捨てにゆく』(西川火尖)という句のごとし。
この句は「命の軽視」という重いテーマを、あくまで日常の中の一コマに過ぎないというふうに、淡く、しかし的確に描き出しているわけですが、ここに来て作者のカエルやトカゲよりも影があり、いくぶん不吉なイメージを帯びた「イモリ」という題材選びの妙が生きてきているように思います。
あなたもまた、心のどこかにじんわりと残る痛みを手がかりに、この世界で起きている見逃せない事態をきちんと追及していくべし。
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存在の祝福性
今週のいて座は、やたらとほめたたえ、世間にこれを見ろと訴求して消費を促すのではなく、本当に大切なものはあえてぼかし、内に秘めることで引き継いでいこうとするような星回り。
精神医学者であり、ギリシャ語詩の翻訳でも知られる中井久夫の膨大な仕事の一つに「私に影響を与えた人たちのことなど」というエッセイがあります。
そこにはデカルトや中原中也など少年期に影響を受けた書物の話から、内外の著名な学者までさまざまな固有名詞が登場するのですが、その中に直接名指しするのを避けるような仕方で言及されている人物がひとり出てくるのです。
あなたもまた、「日本は有名な人っていうのはたいしたことはない。無名な人が偉いので、こういう人が国を支えているのだろう」という中井の言葉を折りにふれて、口に出してみるといいでしょう。
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裂け目からこんにちは
今週のやぎ座は、不穏な気配を醸しつつ既知の現実が崩壊していく予兆を捉えていくような星回り。
『人の影笑ひうごけり梅雨の家』(西東三鬼)という句のごとし。
おそらく作者は、現実を微妙にねじることで「自分の知らぬ自分」であったり、「見えてはいけない不吉なもの」、「押し殺したはずの衝動や感情」などがふと動き出し、影として浮かびあがってくる刹那の瞬間を句のなかに封じ込めようとしたのではないでしょうか。
あなたもまた、既知なる自分を突き破って未知が飛び出してくるような一瞬を追求していくことがテーマとなっていきそうです。
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悲がなければ智は立たぬ
今週のみずがめ座は、俗に染まるのではなく、それを自分なりの仕方で乗り越えていく方法を模索していこうとするような星回り。
名随筆『方丈記』の著者である鴨長明。
俗世のあれこれを綺麗さっぱり断ち切った仙人といったような生易しく無害なイメージ通りの人物では決してなく、本来がだいぶ生臭い界隈出身の人であり、ただその極めて俗っぽく複雑な人生経験に抗しうるだけの高度なユーモアや皮肉の精神を有していたために、結果的にその俗っぽさが反転していった人だったのでしょう。
あなたもまた、身近なところで渦巻く足の引っ張り合いや陰口、騙し合い、潰し合いの文脈に引っ張られることなく、どこまでそれを反転させていけるかということが少なからず問われていくでしょう。
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捨て身であってこそ贈与は成り立つ
今週のうお座は、こちらの理解を超えたところにあるような“まなざし”を不意にキャッチしていくような星回り。
『蛇逃げて我を見し眼の草に残る』(高浜虚子)という句のごとし。
「蛇逃げて」の一語には、衝突ではなくすれ違いの感覚があります。にゅるりと草むらの奥へと逃げていく蛇の様子をふっと眼で追っていたその最後の刹那、作者は蛇と眼が合い、その眼光のあまりの鋭さと不気味さにゾッとしたのでしょう。
あなたもまた、畏怖であると同時に神聖さすら孕んだ、まなざしの記憶が不意によみがえってくるかも知れません。
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