
「他人の振り見て我が振り直せ」とはよく言ったものだが、自分のことを棚に上げて他人を批判する人はどこにでもいるようだ。投稿を寄せた50代男性は、前職での出来事をこう振り返る
「とある大企業に上司と一緒に訪問した際に、玄関先を一瞥した途端に上司が『この会社は駄目だな』と言った」
その言葉の理由を、男性が尋ねると……。(文:篠原みつき)
「一番便利な場所はお客様の為にあるべきだ」
上司はしたり顔でこう言い放った。
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「玄関に一番近い所に社長の車の駐車スペースがあるだろう。一番便利な場所はお客様の為に在るべきだ。この会社の社長が奢りたかぶっていて、周りにはそれを提言出来ないイエスマンしかいない証拠だ」
一見もっともらしい意見だが、それを聞いていた男性は心の中で冷静にツッコミを入れていた。
「それ、うちの事やん…。要はこの会社にかこつけて愚痴りたいんやな」
なんと、上司が熱弁した「ダメな会社」の証拠は、そっくりそのまま自社にも当てはまることだったというのだ。得意げに語る上司の姿が目に浮かぶようだが、部下からは冷めた目で見られていたに違いない。
※キャリコネニュースでは「『この会社ダメだな』と思った瞬間」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/QHFJS7UY
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