父から粋な贈り物明かした遠藤航(右)(C)ORICON NewS inc. サッカー日本代表で、英・プレミアリーグのリバプールに所属する遠藤航が17日、都内で行われた『SEKAI NI WATARU PROJECT』プロジェクト発表会に参加した。
【動画】遠藤航、親子向け留学支援プロジェクト立ち上げ「W杯優勝するために必要なこと」 同プロジェクトは、7歳から12歳向けの留学も含まれた育成プログラム。会見のトークセッションには、元バトミントン日本代表でタレントの潮田玲子も参加した。
世界で活躍したアスリートとして、同プロジェクトの印象を問われると、潮田は「幼少期に世界に行った時に、どうしても気後れみたいなものがあった。バトミントンをするために海外の試合に出たんですけど、それ以上に言語の壁や周りの皆さんが強そうに見えた。このプロジェクトだと7歳から12歳と1番いろんなことを感じて、吸収する大事な時期で心構えも整えて挑戦できる。それは魅力的。世界に行って、ただ行っただけで終わるだけじゃなく、向こうで何をするかが大切。素晴らしいプロジェクトだなと感じました」と話した。一方、母親視点では「7歳と9歳の子どもがいる。何かしら世界で挑戦してほしいなという夢はありますけど、母親目線だととても心配。積極的にとは思うけど、我が子を見てもすごくシャイだったり。事前に1年間かけて準備してくださるのは安心。親のメンタル、心構えもサポートしていただけるのは、こんなに心強いものはないんじゃないかな」とした。
遠藤も「僕も父親。子どもが海外に行くのは心配という気持ちはわかる。だからこそサポートをしっかりして、その体制を作っていかないといけない。そこは支援していければ」と力を込めた。潮田は初めての海外遠征でカルチャーショックを受けつつ、いろんなことを感じたそう。今の時代は世界がより近くなっているが、遠藤は「日本から出ることに対してハードルが高い。親の立場からすると日本を出て世界に行くのはビッグイベント。そのハードルを下げられれば、このプロジェクトも意味があるのかな」と思いを語る。「この前、僕の息子もイギリスからイタリアにサッカーの遠征に行った。5日間ぐらい。向こうだと気軽に行ける環境。日本は距離もあるけど、そのハードルを下げて子どもたちが世界に挑戦していける環境を作ってあげられれば」と熱く語った。
自身が世界を意識したタイミングを問われると遠藤は「小学生からサッカーをしていた。テレビでワールドカップを見たり、プレミアリーグを見たりした。テレビの前で見たことがきっかけで海外に行きたい、そこでプレーしたいという思いになった。見ることも大事だし、実際に現地に行く環境を子どもたちに作りたい」とする。多くは語らず見守ってくれた父からは「行くならプレミアリーグを目指したら」と伝えられたそう。さらに、練習方法や進路など自分で決めさせる教育方針だった。「基本的には見守りながら。でも自分が悩んでいたり、サッカーで言えばポジションが変わったタイミングでサッカーの戦術の本をプレゼントしてくれた。要所要所、ここぞという父親が出てくるタイミングがあると思う。基本的に僕も見守りながら、子どものちょっとした変化を感じ取って声を掛ける父親になりたい」と口にしていた。
弟でプロジェクトの代表理事を務める遠藤暁氏、発起人で教育担当を務める菊地翔豊氏も登壇した。
動画を別画面で再生する