
6月7日、兵庫県神戸市にあるラーメン店で食中毒が発生したことが話題になった。
「6月5日ごろ、SNSで、あるユーザーが『METRO RAMEN』というラーメン屋さんに行って食事をした数日後に、食中毒の一種である『カンピロバクター』に感染したと報告したんです。この投稿に対して“自分も同じ”“そのラーメンを食べたら体調を崩した”と書き込む人が複数出てきて、ネット上で大騒ぎになったのです」(ワイドショースタッフ)
食中毒の原因は“鶏チャーシュー”入りのラーメン
さっそく地元保健所の調査がラーメン店に入り、加熱が不十分な“鶏チャーシュー”入りのラーメンが食中毒の原因だったと判明。
6月8日、ラーメン店は公式インスタグラムで、食中毒被害に対しての謝罪文を掲載したが……。
「このラーメン店は、スープや素材にこだわっており、グルメサイトの『食べログ百名店』にも掲載された有名店なんです。
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一方で、店内での“ルール”が厳しいことでも知られており、私語厳禁はもちろん、咳、くしゃみ、鼻水をすするのも禁止。それを守れない客の入店はお断りと宣言しています。実際、ネットの口コミでは“咳をしたら店主から強制退店させられた”といったカキコミもありました」(グルメ誌ライター、以下同)
強い“こだわり”を掲げていたラーメン店だったたけに、ネット上では、
《客の咳やくしゃみへの意識は異常に高いくせに》
《衛生管理はうるさいのに自分たちの料理で食中毒って》
といった指摘が。
すると、こうした意見に対し、謝罪文を掲載した同日、店主が長文の“声明文”を発表。
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「インスタグラムで、咳やくしゃみや鼻水で退店させられたという意見に対しては、店主は気管支に持病を持っているため、こうしたルールを設けていたのだと説明。1回の咳払いだけで追い出されたといったことは“噂”だと否定しつつ、それでも自らのこれまでの接客態度については反省の弁を述べていました」
反論を投稿をした店主
6月10日には「店への批判的なネットの口コミを削除しているのでは?」といった疑惑に対しての反論も投稿。
こうした店主の発言に対し、さらにネット上では、
《咳に対しての批判や、クチコミ削除に対してなど、本当に被害者からしたらどうでもいいこと》
《便乗による誹謗中傷で悔しいのは理解できますが、いま投稿する内容では無い》
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といった店主を“たしなめる”声もあがる。
「政府機関である『食品安全委員会』の報告によれば、カンピロバクター感染症下痢や嘔吐といった食中毒の症状に加えて、まれにギラン・バレー症候群を発症するリスクもあると言われています。
店主は、ネットでの風評に譲れない部分もあるのでしょうが、こうした炎上を続ければ、後々の営業再開に大きな影響を残すことになるでしょう」(前出・ワイドショースタッフ)
ラーメン店に一連の騒動への対応と今後について問い合わせるも、期日までに返答はなかった。
こだわりの強いラーメンであれば、食の安全にもこだわってほしいのだが。