
いくら自分が油断していたとしても、お金を盗まれるのはショックだ。鳥取県の50代女性は、かつて車上荒らしに遭い、6万円を盗られたことがあるそう。
今から33年前のこと。当時、長男の小学校入学を機に学習机を買うため、時給の高いパチンコ屋でバイトを始めたのだ。こう振り返っている。(文:長田コウ)
「毎日ホールに居たらパチンコをした事が無かったのですが、してみたくなり仕事帰りにパチ屋さんに寄ったのが間違いでした」
「盗る人間はガラスを割っても盗る」
手元にはパチンコを打つお金のみ。息子の学習机のために貯めていた6万円は「別のカバンに入れ後部座席に置いて」出てきたそう。
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「少し勝ち、早く家に帰らねばと店を出て車に着き鍵を(昔はキーレスは無かったので鍵を差し込み開けるのが当たり前)差したところ、なぜか開いていましたが、早く帰らねばが先なので気にも留めませんでした」
と、その日は盗難に気付いていなかったという。3日後のこと。机を買いに行こうと後部座席に置いていたカバンを取り中身を見ると、「通帳、印鑑はありましたが肝心な6万」がなかったのだ。当時の心境をこう明かす。
「えー、所構わず探しましたが無い無い! あっ! あの時ドアロックがかかっていなく、開いていたことを思い出しました。その当時の車は窓から針金等を差し込むとロックが解除され簡単にドアが開きました」
警察に行ったものの、「カバンを置いておく人も悪いと、盗る人間はガラスを割っても盗ると…」と厳しい現実を突き付けられたという。
しかしそうだとしても、盗んだ人が一番悪いのは間違いない。女性は「あー今でもずーっと忘れられない思い出です」と後悔している様子だ。
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