柔道の世界選手権(ブダペスト)男子81キロ級代表の永瀬貴規(31=旭化成)が18日、羽田空港に帰国した。初戦敗退に終わり「日本代表として世界一が求められる立場。申し訳ない気持ちでいっぱい」と振り返った。
2回戦から登場し、トジエフ(ウズベキスタン)と対戦。互いにポイントを奪えず、2つずつ指導を与えられた。ゴールデンスコアの延長戦に突入し、永瀬に3つ目の指導が与えられて敗れた。
コンディションに問題はなかったが「慎重になりすぎた。動きが固かった。良さの足技が出せなかった」と悔やんだ。「悔しい、情けない気持ちが大きい。ふがいない試合をした」と反省した。
一部では、指導の判定が厳しいという声もあがっていた。大会を通して「初日から見ていて、罰則が厳しかった。有効の幅があった」と印象を口にした。一方で「どんなルールでも勝つ準備をしないといけない。力不足だった」と潔かった。
昨夏パリオリンピック(五輪)では2連覇を果たした。今年4月の全日本選抜体重別選手権で復帰したが初戦敗退。5月のグランドスラム・カザフスタンでは準優勝を果たしたものの、大会が続いており調整の難しさもあった。
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今季で最も重要と位置づけていた大会を終えて「多少、心身が疲弊している部分がある」。
今後については「一段落ついた。休んで、考える時間に充てたい」。具体的には「まだはっきり見えていない。リフレッシュして、次のビジョンを考えていけたら」と語るにとどめた。【飯岡大暉】
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