契約解除となった渡邊晋監督 [写真]=小林渓太 モンテディオ山形は18日、渡邊晋監督との契約を16日付で解除したことを発表した。なお、本日より佐藤尽コーチが暫定的にチームの指揮を執ることも明らかにしている。
現在51歳の渡邊監督はベガルタ仙台のアカデミーやトップチームでのコーチ、トップチーム監督を経て、2021年〜同年9月にレノファ山口FCで監督を務めた後、2022年1月に山形のトップチームコーチに就任し、2023年4月から監督を務めていた。
2023シーズンは5位、2024シーズンは4位に終わっていたなか、今シーズンはここまで2025明治安田J2リーグで4勝5分け10敗の勝ち点「17」で降格圏が迫る17位に低迷していた。
契約解除となった渡邊監督は山形のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「私、渡邉晋は、このたびモンテディオ山形の監督を退任することとなりました。志半ば、悔しい思いが募りますが、これを機にチームが上昇していくことを心から願っております」
「日頃よりクラブをご支援いただいております自治体の皆さま、ご協賛企業の皆さま、ファン・サポーターの皆さまのご期待に応えることができず申し訳ありませんでした。チームには力のある選手が揃っています。リーグ後半戦の選手の躍動、チームの躍進を今一度信じていただき、引き続き熱くサポートしていただけると幸いです」
「最後に、青白のモンテサポーターの皆さまへ。いかなる時もチームを励まし、鼓舞し、後押ししてくれたこと、心から感謝しています。本当に、本当に、ありがとうございました。ブルイズを歌いそして跳ねるあなたたちの姿を、選手の背中越しに眺めることが私の一番の喜びでした。それがもう叶わないのは寂しくもあり、悔しくもありますが、それら全ての感情をエネルギーに変えて、私も前進していきます。三年半、ありがとうございました」
そして、2021年1月から山形のトップチームコーチを務めていた現在50歳の佐藤氏が暫定的にチームの指揮を執ることになったことを受け、同氏は以下のようにコメントしている。
「この度、アウェイ秋田戦より指揮を執らせていただくことになりました、佐藤尽です。渡邉監督の退任という結果を受け、これまで共にチームを推し進めてきた一人として、非常に大きな責任を感じております。現状の成績を真摯に受け止め、残りのリーグ戦で巻き返しを図り、勝利のために全力を尽くしてまいります。ファン・サポーターの皆様、スポンサーの皆様、引き続きご支援とご声援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」