柔道の世界選手権(ブダペスト)女子63キロ級金メダルの嘉重春樺(25=ブイ・テクノロジー)が18日、羽田空港に帰国した。初出場で初優勝を果たし「金メダルをかけて帰ってこられてほっとしている。うれしい」と喜んだ。
昨年12月に国際大会デビューした新鋭が、一気に世界一まで登りつめた。同級の日本勢では、22年の堀川恵(パーク24)以来3大会ぶりの制覇。金メダルを首にかけ「実感はあまりない」と笑った。
持ち味は寝技。今大会も5試合中4試合を、その武器で制した。「練習してきたことが出せた。寝技も、抑え込みだけじゃなくて、絞め技も出せたのが良かった」と勝因を挙げた。
身長158センチで、同級では小柄な部類に入る。「小さいからこそ、丁寧に組み手をする。大きい選手は懐が深い。大きい選手よりもやりやすい」と自信を見せた。
今後は、12月のグランドスラム東京大会(東京体育館)を見据え「そこに向けてが一番」。28年ロサンゼルス五輪での優勝を目標に掲げており「ロスへの通過点。日本、海外の試合も勝って、ロスにつなげたい。(世界一に)なったからには結果を出し続けて、良い流れで五輪へ行きたい」と意気込んだ。【飯岡大暉】
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