
AIによる視覚障碍者の歩行サポートがSNS上で大きな注目を集めている。
「さっき白杖を持った人がいたんだけど、こんな感じで首からスマホをぶら下げてて、そのスマホが横断歩道の前で『今信号が赤です』『信号が青になりました』って読み上げててびっくりした!!この手の技術は知ってるけど生活の中で実際に使ってる人を初めて見たので『AIすげえ…!』って感動した」
とイラストでその様子を紹介したのは株式会社方角の代表取締役を務める方山れいこさん(@denkiry)。
従来、視覚障碍者が街中を移動するには種々の危険性や不便があった。しかしこうやってAIを活用することでそれが幾分か軽減できるというわけだ。方山さんに話を聞いた。
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ーーこの光景をご覧になった際は。
方山:今までそういう技術があるということは知識として知っていましたが、実際に使いこなす人を見た、ということに一番びっくりしました。
ーー投稿に大きな反響がありました。
方山:こんなにいろいろな方に見ていただけると思っていなかったので率直にすごくびっくりしました。
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SNSユーザー達から
「AIの正しい使い方ですね!人間の弱い部分を46時中サポートしてくれるようになるのがAIの真価だと思う!」
「視覚障害者の方がこのツイートを見た時にちゃんと意味がわかるように、画像のaltをしっかり設定されているツイート主さんの心配りも素晴らしいと思いました 」
「普段、私たちにとってのスマホ電波は、4Gあたりの通信速度で十分だと考えられていたので、5Gに対する投資には反対意見が多かった。しかし、国がやりたかった5G以降の世界はこれなんですよね。自治体予算の都合もあるので、なかなか足並み揃いませんが、進化・進歩を暖かく見守るだけです。」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。現在、視覚障碍者の歩行をサポートするスマホアプリには「信GO!」(日本信号)、「Eye Navi」(コンピュータサイエンス研究所)などがある。ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
なお今回の話題を提供してくれた方山さんはYouTubeチャンネル「方角の方角」でこの技術が一体どんなアプリで動いていたのかを検証している。同チャンネルは他のバリアフリー最新機器などについても扱っているので、要チェックだ。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)
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