「女性の着衣やスマホ捨てた」=容疑者、事前に保冷剤用意―7年前の殺人・埼玉県警

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2025年06月19日 15:01  時事通信社

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時事通信社

埼玉県警本部=さいたま市浦和区
 7年前に茨城県の知人女性=当時(21)=を殺害したとして、無職斎藤純容疑者(31)が逮捕された事件で、同容疑者が「(女性の)着衣やスマートフォンは捨てた」と供述していることが19日、捜査関係者への取材で分かった。

 事件前、同容疑者がブルーシートや保冷剤を用意し、事件時は同居する両親が不在だったことも判明。県警は、同容疑者が周到に準備し、証拠隠滅を図った疑いもあるとみて調べている。

 斎藤容疑者は2018年1月4日、さいたま市大宮区寿能町のマンション自室内で、職業不詳宮本果歩さんの首をロープで絞めるなどして殺害した疑いが持たれている。

 捜査関係者によると、斎藤容疑者は調べに、自宅に来る前に宮本さんに対しスマホのSIMカードを抜き取るよう指示したと供述。事件後は宮本さんが着ていた衣類とスマホを自身で処分したと話しているという。

 同容疑者は今年5月に別の窃盗事件で逮捕され、自室の家宅捜索で頭蓋骨などが見つかったことから殺人容疑で逮捕された。容疑を認め、「小さい頃から殺人願望を抱いていた」などと供述している。 
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