Jリーグ及びBリーグの初代チェアマン川淵三郎氏(88)が19日、昭和世代に向けた動画配信サービス「学研TV『人生100年!大人カフェ』」にゲスト出演した。
木曜日のテーマは「素敵なトキメキ!」で、MCは元フジテレビのフリーアナウンサー河野景子(60)。
河野が「日本のサッカー人気、バスケットボール人気を作ったと言っていいスポーツ界のレジェンドです」と紹介すると、足取りも軽く登場した川淵氏は“活力の源”について話しはじめた。
1993年(平5)5月15日、ヴェルディ川崎対横浜マリノスの試合が国立競技場で行われ、Jリーグは産声を上げた。川淵氏のJリーグ開会宣言には、深い意味があった。
「老若男女。誰でもがそこへ行けばいろんなスポーツを楽しめる場所を日本全国に作りたいというのが、僕の夢で。だから、この開会宣言はサッカーを愛すると言わなくて『スポーツを愛する多くのファンの皆さまに支えられまして、Jリーグは今日ここに、大きな夢の実現に向かってその第1歩を踏み出します』」とサッカーにとどまらず、日本のあらゆるスポーツに対する熱い思いが込められていた。
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当時、Jリーグのチーム名をめぐって、読売新聞の社長だった昨年12月に89歳で亡くなった渡辺恒雄さんとバトルを繰り広げた。それを報じる新聞記事を康子夫人や子供たちが切り取って川淵氏には見せなかった。2023年(令5)の文化勲章受章式で、川淵氏が康子夫人に対する感謝の気持ちを口にしてハグしたVTRが登場。感激のシーンにスタジオは涙に包まれた。
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