アンヘル・コレアのアトレティコ退団が決定的に…メキシコ1部ティグレスと5年契約締結、クラブW杯終了後に加入へ

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2025年06月19日 20:19  サッカーキング

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アトレティコ退団が決定的となったA・コレア [写真]=Getty Images
 アトレティコ・マドリードに所属するFWアンヘル・コレアのUANLティグレス移籍が決定的となったようだ。19日、メキシコメディア『am』が報じている。

 先月18日、2024−25シーズンのホーム最終戦となったベティス戦において、後半アディショナルタイムに決めたゴールは、やはり“エンジェル”からの最後の贈り物だった。1995年3月9日生まれのA・コレアは現在30歳。母国アルゼンチンの名門であるサン・ロレンソでプロキャリアを始めた後、心疾患により契約が半年間保留となったものの、2014年冬にアトレティコ・マドリードに加入。以降9年半でクラブ公式戦通算467試合に出場し88得点65アシストを記録したほか、ラ・リーガ優勝を始めとする計3タイトル獲得に貢献した。また、ここ数年は「アトレティコ史上最高のジョーカー」とスペイン紙『アス』に称されたように、ベンチスタートが多かったが、スーパーサブとして勝負強さを発揮。2018−19シーズンより背負う『10』の舞が、チョロのチームとアトレティを救う瞬間を何度も見てきた。

 そんな同選手は、前述したベティス戦後に自身の公式SNSにて「今日は、大好きなこのシャツを着てプレーする最後のホームゲームだった」と綴り、シーズン終了後のクラブ退団を明言した。しかしその後、アトレティコ・マドリードが「クラブは、アンヘル・コレアがアトレティコ・マドリードと2026年6月30日まで契約を結んでいることを明確にします」としつつ、「当クラブに対して、所属するストライカーの移籍交渉を開始するために連絡を取ってきたクラブはなく、また、コレアの代理人からも同選手に関するいかなるオファーも聞いておりません」と声明を発表するなど、去就を巡った認識の違いが明らかになっていた。

 そうした状況だったが、かねてより取り沙汰されていたA・コレアのメキシコ行きが決定的となったようだ。報道によると、UANLティグレスがアトレティコ・マドリードに対して、移籍金を支払ったという。同選手と2030年夏までの5年契約を締結したと指摘しており、目下行われているFIFAクラブワールドカップ2025終了後に加入するとのこと。また、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏からも「here we go!」が飛び出している。

 今、アトレティコ・マドリードでの最後の大会に臨んでいるA・コレア。「大好き」と語ったロヒブランコスのシャツを1試合でも多く着るために、そして4つ目のタイトルを得るために、クラブワールドカップで見せるラストダンスに注目だ。

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