カンテレ岡宏幸氏が新社長正式就任　取締役退任の日枝久氏へ退職金を支払うと明言　金額明かさず

フジテレビ系列の関西テレビ（大阪市）の新社長に正式就任した岡宏幸氏（56）が19日、大阪市内で会見した。岡氏は「信頼回復」を掲げた。フジテレビの一連の騒動を受け、社長だった大多亮・元フジテレビ専務取締役が4月に辞任。24年度の個別決算では、放送収入が前期比約3億円の減収となっているが、現時点では「売り上げのマイナスと大多前社長との因果関係は見つけにくい。提訴することはない」とした。

同日に行われた株主総会、取締役会では94年6月から関西テレビ取締役だったフジテレビの取締役相談役だった日枝久氏の退任も決定。退職慰労金は09年に廃止されているが、岡氏は日枝氏への15年間分の退職金は支払うと明言し、金額については「申し訳ありません」と明かさなかった。