現在NHKにて放送中の朝ドラ『あんぱん』の舞台になっている高知県。近頃は、旅行先として注目度が高まっているそうです。
そんな高知県に、印象派画家の巨匠であるクロード・モネが描いた絵画のような、『モネの庭』があるのをご存知ですか?
今回は、アート好きさんにはたまらない、まるでモネの絵の中を歩いているような気分に浸れる、『北川村「モネの庭」マルモッタン』をご紹介。
この夏は、高知の『モネの庭』を訪れてみませんか?
高知にある『モネの庭』って?
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2000年に高知・安芸郡北川村に開園した、『北川村「モネの庭」マルモッタン』。公共交通機関を使う際は、奈半利駅からバスに乗り、停留所「モネの庭」で下車します。
駐車場もあるため、旅行時ならレンタカーを借りてドライブがてら行くのもおすすめ◎
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『北川村「モネの庭」マルモッタン』は、印象派画家のクロード・モネが、43歳から生涯の半分を過ごしたフランスのジヴェルニーにある、モネ自身が丹精込めて作り上げたお庭を再現したスポットです。
“マルモッタン”とは、印象派絵画のコレクションで有名なフランスのパリにある、マルモッタン・モネ美術館の名称。世界最大のモネ作品コレクションとして知られています。
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そんな美術館の前館長、アルノー・ドートリヴさんから、美術館の名称の贈呈と、世界で唯一「モネの庭」と名乗ることを許された場所でもあるそう。
そんな特別なお庭が日本にあると知ったら、ますます行ってみたくなりますね…!
「睡蓮」の見ごろがスタートしているよ@h9_zlx / TikTok
園内には、色とりどりの睡蓮やバラのアーチなど、まるでモネの絵の中を歩いているような雰囲気を楽しめそうな空間が広がります。
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四季折々の景色が広がり、6月からは睡蓮が見ごろを迎えているのだとか。モネが描いた睡蓮「温帯性睡蓮」も少しずつ咲き始めていて、最盛期は8月頃だといいます。
睡蓮の花は朝に咲き、午後になると閉じるため、午前中の鑑賞がおすすめですよ。
まるでモネの絵の中を歩いているみたい@ly_ra1018 / Instagram
園内は、モネの創造の源泉となったジヴェルニーの庭を、「ボルディゲラの庭」「水の庭」「花の庭」の3エリアで再現。
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「花の庭」では、まるでパレット中の絵の具のように彩り豊かに咲く季節の花たちを楽しめます。レストランのカフェ「モネの家」や、ゆずを使ったパンやソフトクリームが味わえる「手づくり工房」もあるので、歩き疲れたらぜひ立ち寄ってみてくださいね。
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「水の庭」には、睡蓮の咲く池のうえに太鼓橋がかかっていて、モネの代表作『睡蓮』の絵の中を歩いている気持ちになれそう。
モネは日本の浮世絵から影響を受けたとも言われていて、どことなく和を感じる庭になっている点にも注目したいところです。
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池の周囲には、藤や柳、桜といった日本でもなじみ深い樹木を中心に色鮮やかな草花たちが配されていて、眺めているだけで心が安らぎそう。
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「ボルディゲラの庭」は、これまでと雰囲気が変わり、モネの作品からインスピレーションを受けて誕生した、地中海の世界をテーマにしているのだとか。
モネは、ピエール=オーギュスト・ルノワールと地中海を旅した際、ボルディゲラの光と色彩に魅了され、30点以上の作品を手がけたといいます。
モネが夢中になったボルディゲラの世界に、日本庭園の要素も盛り込み、高知の自然の中で感じられる地中海をイメージしたそう。地中海の植物であるヤシやオリーヴなどと一緒に、高知のツツジや柚子などが合わさった景観は、ここでしか楽しめない景色ですよ。
「ボルディゲラの庭」では、軽食がいただける「リヴィエラの小屋カフェ」があり、ティータイム利用にぴったりなので、併せてチェックしておきましょう。
夏休みは高知の「モネの庭」へ遊びに行かない?@nnk_156 / Instagram
『北川村「モネの庭」マルモッタン』は、睡蓮がこれから最盛期を迎える夏のシーズンに行くのがおすすめ。
今年の夏休みは、高知旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。
北川村「モネの庭」マルモッタン 住所:高知県安芸郡北川村野友甲1100番地 開園時間:9:00〜17:00 休園日:6〜10月の第1水曜日、12月1日〜2月末日 入園料:一般 1000円 / 小中学生 500円 / 小学生未満 無料 公式HP https://www.kjmonet.jp/ 公式Instagram @garden_of_monet