神戸高速線で小児運賃が実質「50%オフ」に PiTaPaキッズ・こどもICOCAで乗れば…沿線施設も割引や無料に 地下鉄との“お得対決”の行方は

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2025年06月21日 17:10  まいどなニュース

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神戸高速線を走る直通特急

神戸市と阪急、阪神、神戸電鉄が7月1日から、「神戸高速線をPiTaPaキッズカード・こどもICOCAで利用すると小児運賃の50%相当の割引・ポイント還元」を実施することを発表しました。一体、どのようなサービスなのでしょうか。

【写真】こちらは「大人1人につき、小学生以下2人まで無料」…エコファミリー制度が使える神戸市営地下鉄

割引サービスを受けるには交通系ICカードが必要

「神戸高速線をPiTaPaキッズカード・こどもICOCAで利用すると小児運賃の50%相当の割引・ポイント還元」(神戸高速線割引・ポイント還元)は、「PiTaPaキッズカード」「こどもICOCA」による乗車を対象にしています。定期券区間の乗車は対象外なのでご注意ください。

対象区間は阪急神戸高速線(阪急神戸三宮〜新開地)、阪神神戸高速線(元町〜西代)、神戸電鉄神戸高速線(新開地〜湊川)です。

また、神戸高速線の区間を含む乗車の場合も対象となります。

ただし、「PiTaPaキッズカード」と「こどもICOCA」で、割引・ポイント還元の内容が少し異なります。「PiTaPaキッズカード」は、利用額の50%が割引となります。

一方、「こどもICOCA」は、1カ月間の各区数の1回目以降の利用額に対して、50%分のポイントが還元されます。ただし、阪神電車ポイント還元サービスは、運賃区数ごとに1カ月のポイント合算額の1%単位が切り捨てになるため、還元率が50%に満たないケースが発生します。

また、神戸高速線沿線にある「メトロ卓球場」や「神戸新開地・喜楽館」において、割引ないし無料サービスが受けられます。

実施期間は7月1日から「当面の間」とのこと。実施効果や利用状況などを踏まえ、継続の可否を判断します。

子どもへのサービスは神戸市営地下鉄が先行

ところで、神戸市では神戸市営地下鉄、神戸市バス、一部の神姫バス路線を対象とした「エコファミリー制度」を実施しています。「エコファミリー制度」は同行する大人1人につき、小学生以下2人まで無料になる制度です。2024年10月から平日も無料の対象となり、365日利用できます。しかも、対象者は神戸市民だけでなく、全国民、外国人観光客も含まれます。

神戸市営地下鉄で「エコファミリー制度」を利用する際は、同行する大人と子どもが駅窓口に行き、係員に乗車券を見せた上で「エコファミリーです」と伝えます。すると、係員は子ども向けの無料乗車券を発行します。

阪急・阪神神戸高速線は神戸市営地下鉄西神・山手線の三宮〜長田間、海岸線の三宮・花時計前〜ハーバーランド間と並走しています。

神戸高速線の「神戸高速線割引・ポイント還元」か、神戸市営地下鉄の「エコファミリー制度」か。どちらが子育て世代の支持を得られるのでしょうか。

(まいどなニュース特約・新田 浩之)

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このニュースに関するつぶやき

  • 神戸高額線。ただ通過するだけで料金を二重に取られる。評判悪かったね。
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