アーセナルが関心を示すロドリゴ [写真]=Getty Images アーセナルはレアル・マドリードに所属するブラジル代表FWロドリゴの獲得を目指しているものの、高額の給与が移籍実現の障壁となり得るようだ。21日、スペイン紙『アス』が報じた。
2024−25シーズンも無冠に終わったアーセナルは、今夏の補強ポジションとしてストライカー、左ウイング、センターバック、中盤の4つが挙がっている。左ウイングのポジションについては、アスレティック・ビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズから撤退し、ミケル・アルテタ監督がその万能性を高く評価するロドリゴへの関心が高まっている模様だ。
しかし、アーセナルがいざロドリゴの獲得に動くとなった場合、同選手が手取りで受け取っている700万から800万ユーロ(約11億8000万円〜約13億4000万円)の年俸がネックとなるかもしれない。レアル・マドリードでは“中間層”のサラリーだが、プレミアリーグの他のビッグクラブに比べて給与体系を抑制しているアーセナルにおいては、イングランド代表MFデクラン・ライスら“高給取り”の仲間入りとなる。
また、ニコ・ウィリアムズは加入に近づくバルセロナで年俸800万ユーロを受け取る見込みで、同選手の要求を「高すぎる」と感じていたアーセナルの上層部がロドリゴにも出し渋る可能性は否定できない。さらにレアル・マドリードとの契約を2028年夏まで残すロドリゴの移籍金は9000万ユーロ(約151億円)に達すると見られており、アーセナルにとっては大きな出費となる。
ただ、ロドリゴはレアル・マドリードにて本職の左ウイングでプレーできておらず、業を煮やして今夏に移籍を求めるシナリオもあり得る。現在はFIFAクラブワールドカップ2025でシャビ・アロンソ新監督に鋭意アピール中の同選手だが、同大会が終われば移籍市場の“主人公”になるだろうと『アス』紙は伝えている。