<関東大学ラグビー春季交流大会:早大36−35帝京大>◇22日◇A組◇早大上井草グラウンド
早稲田大(早大)が、帝京大を36−35で撃破した。今年1月の全国大学選手権決勝で敗れた相手に“リベンジ”を果たした。
前半5分、SO服部亮太(2年)のPGで先制した。12分にNO8城央祐(2年)が中央を破ってトライ。10点リードを奪った。
しかし22分に相手FB吉田琉生(1年)のトライを皮切りに、前半で4つのトライを許す。17−28と逆転されて、前半を折り返した。
後半2分にもトライを許し、17−35とほぼダブルスコアに広げられたが、反撃。7分、30分にFB植木太一(2年)がトライを重ねて29−35と迫る。6点差で迎えた43分。1度はトライ未遂に終わったものの、リスタートから細かいパスをつないで糸瀬真周(4年)がトライ。途中出場のSO田中大斗(2年)が左足でゴールを決め、36−35と逆転。そのまま逃げ切った。
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大田尾竜彦監督(43)は「前半の入りが良かった」と評価。PGを選択してリードを奪い「ショットの選択肢を消さないようにやっていこうと話をしていた。そういう中で先制できた」と振り返った。
昨季は、選手権決勝で15−33で敗戦。当時1年ながら司令塔として先発した服部には、この日のハーフタイムに「去年の決勝から学んだことをしっかり出すように」と声をかけた。その思いに選手が応え、最終盤での逆転につなげた。
野中主将は「同じ方向を向いてやれば、結果がついてくると分かった」と納得。「これからどれだけ成長できるか。全員で求めていきたい」と、冬に向けてさらなる成長を誓った。
上位3チームが4勝1敗で並んだが、勝ち点で帝京大が5連覇を果たした。2位明大、3位早大だった。【飯岡大暉】
◆関東大学春季交流大会A組順位
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〈1〉帝京大(4勝1敗、勝ち点26)
〈2〉明大(4勝1敗、勝ち点25)
〈3〉早大(4勝1敗、勝ち点24)
〈4〉東海大(2勝3敗、勝ち点14)
〈5〉東洋大(1勝4敗、勝ち点11)
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〈6〉大東大(0勝5敗、勝ち点5)
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