
6月なのに各地で真夏を思わせる暑さが続いている。すでに酷暑用の対策を始めている人もいるようだ。
ネット上で「魔女みたい」「オーラ全消しモード」と称されるほどの徹底した日焼け対策で注目を集めているのは、タレントで歌手の国生さゆりさん(58)。
国生さんは6月22日までに自身のインスタグラムを更新し、「酷暑真っ盛りの定番出立ちが帰ってまいりました 日差しは好きだけど明日の自分ためにコントロール」と投稿。黒い帽子にフェイスガード、マスク、自らのロングヘアーをも駆使した、肌を全てを隠す勢いの完全防備の姿を披露した。
ファンからは「正解ですね」「すごい!徹底してる」「さすがプロ」などの反応があった。
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今年も熱中症対策を万全に
夏の照りつける太陽が引き起こす脅威は日焼けだけではない。「高温多湿な環境下で、発汗による体温調節等がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態をさします(厚生労働省)」とされる熱中症にも注意が必要だ。
厚生労働省が提示する具体的な熱中症予防対策としては、「暑さを避ける、身を守る」「こまめに水分を補給する」という2つの観点でWeb上の「熱中症予防のための情報・資料サイト」に記載されている。
「暑さを避ける」ためには、屋外では「日傘や帽子の着用」「日陰の利用、こまめな休憩」「天気のよい日は、日中の外出をできるだけ控える」、屋内では「エアコン等で温度を調節」「遮光カーテン、すだれを利用」「室温をこまめに確認」などが挙げられている。また、「からだの蓄熱を避ける」ことも重要であるとし、「通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する」「保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす」などの対策を提案している。
「こまめに水分を補給する」という点では、屋外・室内に関わらず、のどの渇きを感じなくてもこまめに水分を取ることが重要であるとされている。
特に子どもや、熱中症患者のおよそ半数を占めるという65歳以上の高齢者は特に注意が必要であるといい、「子どもは体温の調節能力が十分に発達していない」「高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能やからだの調整機能も低下している」などの理由から、特に気を配る必要があるとのことだ。また、「障害のある方も、自ら症状を訴えられない場合があるため、特に配慮しましょう」の注意喚起もある。
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全国的に梅雨が明けると、ますます暑い日が増えると予想される。大事なく夏を過ごすためにも、できるところから着実に日焼け対策、熱中症対策をしていきたい。