
NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』に、現役幕内力士の若元春と遠藤、錦木の3人がサプライズ出演し、話題を集めた。
横浜流星演じる主人公・蔦重が手掛けた狂歌の指南書『浜のきさご』が飛ぶように売れ、“江戸一の目利き”と評されるようになるというストーリーで、3人は料亭での会食に参加する関取役で登場。
「貴重なものを見せてくれたべらぼうに感謝」
蔦重が料亭に顔を出すと、錦木が「おぉ〜これが」。若元春が「蔦重」、遠藤が「俺も買ったよ〜!」と1人ずつ顔が抜かれ、セリフを。その後、蔦重を囲んでともに酒を飲み交わす……というシーンを含めトータル10秒ほどの短い登場だったが、SNSの話題を独占することに。
《遠藤があんなにニッコニコで笑ってるの初めて見たぞ。それくらい普段は笑顔を見せることのない力士なので、そんな貴重なものを見せてくれたべらぼうに感謝。そして遠藤は錦絵から飛び出してきたような美しいお相撲さん》
《やっぱり遠藤関はCMの経験からか演技も上手です》
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と絶賛する声が相次いでいる。
登場前のオープニングのタイトルバックには、留四郎役の水沢林太郎と松前廣年役のひょうろくの次に3人の名前が「関取」役で表示されていた。
「放送前日には番組公式サイトや日本相撲協会公式のX、ネットニュースでも登場することが告知されていたため、相撲ファンの間ではかなり話題になっていました。短いながら役者さらながらの好演を見せたため、3人には今後CMや演技の仕事も増えるかもしれませんね」(テレビ誌編集者)
公式サイトで3人は、
「セリフがあるとは思わなかったのでびっくりしました。ふだんの取組より緊張しました」(若元春)
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「セリフを言うときは恥じらいを捨ててやりきりました。横浜さんの肩をたたく芝居があったのですが、どのくらいの力の強さで触っていいのか、彼の体がブレてしまったら申し訳ないなど、いろいろ考えながら演技しました」(遠藤)
「収録は緊張しました。横浜流星さんは格好良くて気さくな方でした。頑張って演技したので、大相撲ファンの皆さんも楽しんで見てほしいです」(錦木)
とコメントを発表するなど、役者業を楽しんだようだ。
「相撲界といえば、宮城野親方(元横綱・白鵬)が弟子だった元幕内力士の暴力問題で宮城野部屋が閉鎖されたことなどを理由に、6月9日付で日本相撲協会を退職。これを受けて、“白鵬いじめが酷い”といった批判が噴出することに。それだけに現役力士の明るい話題でもちきりになり、日本相撲協会もホッとしているのでは」(スポーツ紙記者)
クリーンなイメージにするためにも、人気力士の土俵以外での活躍が増えるかも?
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