
「川崎から世界へ!」――。中国の総合家電メーカー、ハイセンスは6月22日、川崎市のサッカー環境の発展と子どもたちの健全な育成を目的としたサッカー大会「第1回ハイセンスカップU12」を同市多摩区のスポーツ拠点施設「Ankerフロンタウン生田」で開催。小学6年生を中心に約100人が参加し熱戦を繰り広げた。
同社は6月に米国で開幕したサッカーのFIFAクラブワールドカップ2025の公式パートナーに就任しているほか、自然環境保護やひとり親の食糧支援といった地域への支援活動などを積極的に展開している。
大会には同市内の6チーム(川崎フロンターレU-12、百合丘子どもSC、FCJUNTOS、平間FC、FCパーシモン、東住吉SC)が出場。8人制で試合時間は30分(15分ハーフ)。3チームずつ2ブロックに分かれて予選リーグを行い、その後、順位決定戦が行われた。
決勝戦は、ともに攻撃力が強みで、リーグ戦を全勝した川崎フロンターレU-12とFCパーシモンの間で行われ、2-0でFCパーシモンが優勝した。参加した選手は「フロンタウンの人工芝は最高でした。すごく楽しくプレーできて、将来は海外で活躍できる選手になりたいと思いました」と満足気だった。
優勝したFCパーシモンには、ハイセンスから4K液晶大画面テレビが贈られた。
|
|
大会MVPとなったFCパーシモンの横矢雄大さんは「今日はドリブルがよかった。対戦相手は強かったけど、シュートを打ち続ければ勝てると思った。優勝できてとてもうれしい」と喜びを爆発させ「将来はサッカー選手になりたい」と夢を語った。
閉会式では、大会アンバサダーで、元ビーチサッカー日本代表の原口翔太郎さんが「これからもサッカーを続けることの大切さや、周囲に対する感謝の気持ちを忘れずにいてほしい。世界に通用するサッカー選手を目指して頑張ってください」とエールを送った。
ハイセンスは、これまでもFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会のスポンサーを務めたり、フランスのサッカークラブ「パリ・サンジェルマン」とのグローバルパートナーシップを結んだりするなど、サッカーとは緊密な関係を持っているだけでなく、世界的なスポーツのマーケティングに乗り出している。
ハイセンスジャパンの家倉宏太郎マーケティング部長は「当社は現在、FIFAクラブワールドカップ2025の公式パートナーとして、世界最高峰のクラブや競技を通じてグローバルブランド戦略を推進しています。そんな当社が本社を構える川崎の子どもたちに、“川崎から世界へ!”という夢を届けたく、『第1回 ハイセンスカップU12』の開催を決めました」と開催の理由を説明。来年以降もサッカー大会を続けていきたいという。
|
|