クラブW杯得点ランキング首位のゴンサロ・ガルシア [写真]=Getty Images レアル・マドリードに所属するスペイン人FWゴンサロ・ガルシアが、5日に行われたFIFAクラブワールドカップ2025準々決勝ドルトムント戦を振り返った。クラブ公式サイトがコメントを伝えた。
レアル・マドリード生え抜きのゴンサロは、2023年11月にトップチームデビューを飾った。カスティージャ(Bチーム)で得点を量産しているが、ラ・リーガでの出場はまだ5試合のみ。それでもクラブW杯ではシャビ・アロンソ新監督から積極的にチャンスを与えられると、期待に応えてゴールを挙げ続けている。ドルトムント戦でもアルダ・ギュレルのクロスに上手く合わせて先制点を記録し、3−2の勝利に貢献した。
ゴンサロはクラブW杯でのゴール数を「4」に伸ばし、アンヘル・ディ・マリア(ベンフィカ)、セール・ギラシ(ドルトムント)、マルコス・レオナルド(アル・ヒラル)と並んで得点ランキングトップタイとなった。ゴンサロはドルトムント戦後「この舞台で4ゴールを決めるなんて考えられなかった。またゴールを決めることができて嬉しいが、それ以上にチームの勝利と準決勝進出が嬉しい」と喜びを語った。
「アルダ・ギュレルのパスは、先日のトレント(・アレクサンダー・アーノルド)のパスと同じように素晴らしかった。僕たちは監督は『スペースをうまく使え』と言われたし、正直なところ、あのボールがあれば、あとは叩き込むだけだった」
いぶし銀の活躍でレアル・マドリードのタイトル獲得に貢献したスペイン代表FWホセル(現アル・ガラファ/カタール)とも比較されるゴンサロ。ただ、自身のプレースタイルについて、「僕はボックス内でフィニッシャーとしての役割も果たせる。それだけで自分を定義したいわけではないし、他の場面でもチームにもっと貢献できる。でも今、このポジションでゴールを決め続けている限り、僕はかなりうまくいっているよ」と語る通り、前線の至る所で顔を出してチームの攻撃を活性化させる姿は往年のレジェンドであるラウール・ゴンサレス氏に重なる部分もある。
クラブW杯の準決勝は9日に行われ、レアル・マドリードはパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦する。21歳の若武者が欧州王者を相手にも結果を残すことができれば、“ワンダーボーイ”ではなく本人の実力と言って差し支えないだろう。
【試合ハイライト動画】レアル・マドリードvsドルトムント