アーセナル、ソシエダからスビメンディ獲得を発表！…約111億円を支払い待望の中盤補強、背番号は「36」か

　アーセナルは6日、レアル・ソシエダからスペイン代表MFマルティン・スビメンディを完全移籍で獲得したことを発表した。

　プレミアリーグで3年連続の2位に終わった“ガナーズ”が、悲願のタイトル獲得を目指す2025−26シーズンに向けて中盤の戦力拡充に成功した。契約期間は長期とのみ発表されている。また、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、アーセナルは契約解除金を上回る6500万ユーロ（約111億円）という移籍金をレアル・ソシエダに支払い、獲得に漕ぎ着けたと見られている。なお、同氏によるとスビメンディの背番号は「36」となるようだ。

　アーセナルではイタリア代表MFジョルジーニョ（現：フラメンゴ）が今シーズン限りで退団し、ガーナ代表MFトーマス・パルティとの契約も6月末で満了。背番号「36」を着用することとなったスビメンディには、アンカーの主軸としての活躍が期待される。なお、アーセナルにとってはスペイン代表GKケパ・アリサバラガに次いで今夏の移籍市場における2人目の獲得選手となった。

　現在26歳のスビメンディはレアル・ソシエダの下部組織出身で2018−19シーズンにトップチームデビューを飾った。ここまで公式戦通算236試合出場10ゴール9アシストという成績を残しており、日本代表MF久保建英らと並ぶ中心選手としてチームを牽引。昨年夏にはリヴァプール移籍が有力視されながらも、慣れ親しんだクラブへの残留を決断し、今シーズンは公式戦48試合で2ゴール2アシストをマークした。

　プレミアリーグでの新たな挑戦を決断したスビメンディは次のように意気込みを示している。

「これは僕のキャリアにとって大きな瞬間になる。まさに僕が待ち望んでいた、実現したかった移籍だ。ここに足を踏み入れた瞬間、このクラブとチームがどれほど大きな存在であるかを実感した。アーセナルに目を向けたのは、彼らのプレースタイルが僕に合っていると思ったからだ。彼らは最近ポテンシャルを発揮していて、これから全盛期を迎えるチームだ」

　また、スビメンディと同郷のミケル・アルテタ監督は、次のように喜びを語った。

「マルティンは、非常に高いクオリティとインテリジェンスをチームにもたらしてくれる選手だ。彼は間違いなくチームにフィットするだろうし、我々にとって重要な存在となるためのあらゆる資質を備えている。彼がここ数シーズン、クラブと代表チームの両方で一貫して高いパフォーマンスを見せてきたことこそ、我々が彼が加入したことににこれほど興奮している理由だ。マーティンと彼のご家族をクラブ一同、心から歓迎する」