<陸上:日本選手権>◇6日◇最終日◇東京・国立競技場◇女子100メートル障害(ハードル)決勝
ハプニングの末に2位の中島ひとみ(29=長谷川体育施設)が、結婚を突然発表した。
レース後に「いつも支えてくれている方に、いい姿を見せたかったのが大きかった」と冷静に振り返っていたが、突然「私、結婚しました」と宣言。23年に男子400メートル障害の豊田将樹(27=富士通)と結婚していたと明かした。
今年4月には、同種目の田中佑美(富士通)が、男子110メートル障害の石川周平との昨年結婚していたことを公表。田中に続いて“ハードラー婚”を発表した形になるが「佑美ちゃんの次みたいになってますけど、実はけっこう前に結婚してます」と笑顔を見せた。
このタイミングでの発表になったことには「ドーピングの件があって、公にできなかった」と説明。夫は禁止物質の摂取があったとして22年に資格停止処分を受けたが、意図的ではなかったとの主張が認められ、原則4年の停止期間が2年に短縮されるなどしていた。そのため、結婚に関して「隠してたわけじゃないけど、なかなか言えなかった」と明かした。
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自身は今大会に向けても「毎日センチメンタルになって泣いたり、情緒不安定で『行きたくないな』とか弱音を吐いていた」という。しかし「彼はポジティブに言葉を返してくれて、救われた部分が大きい」と夫の存在に感謝した。
この日のレースでは、電光掲示板での順位誤表示問題が発生。一度は1着田中と表示されたが、中島に変更となり、最終的には田中が優勝を飾った。初優勝を逃し、「(夫と)二人三脚でやってきた。金メダルをかけてあげたかった」と悔しがっていた。
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