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フジテレビは6日、元タレント中居正広氏と元女性社員をめぐる一連のトラブルについて、検証特番「検証 フジテレビ問題 〜反省と再生・改革〜」を放送した。番組冒頭、清水賢治社長(64)が2分間にわたって謝罪。被害女性や視聴者、スポンサーなど各方面に向けて信頼失墜をわび、2度頭を下げた。
番組では「経営幹部による不適切会合」を取り上げ、社員らの証言から港浩一元社長(73)大多亮元専務(66)もこうした会合に関与していたことが明るみになった。港氏に関しては「港さんを囲む会」について追及された。同氏がバラエティーの担当役員だった10年頃からコロナ禍頃まで存在し、会の元メンバーによると「見た目が重視された」女性社員で構成され、芸能プロダクションとの接待の場にも呼ばれていたという。会の存在は口外しないという暗黙の了解があったが、港氏は「秘密裏にとか恐ろしそうな意味はないです」とし、口外禁止については「冗談なんですけどね」と口ごもった。
大多氏も女性アナを呼んだ会合を行っており、参加した女性アナによると「女性アナウンサーは上質なキャバ嬢だ」といった発言があったという。大多氏としては発言の記憶は「ない」としたが「私の言葉の選び方が悪いということです。そんな風に本当に思ってない」と釈明した。3月に公開された第三者委員会の調査報告書では、性別や容姿を重視し、女性アナら社員を取引先との会食に参加させる「上納文化」の存在が、同局のハラスメントに寛容な風土につながっていたと指摘されていた。
ほか、同局の再生に向けた取り組みや若手社員の思いなども放送された。
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