93歳現役、画業70年の歩みをたどる特別展 「天翔る飛鳥 烏頭尾精の世界」開催

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2025年07月07日 07:30  OVO [オーヴォ]

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93歳現役、画業70年の歩みをたどる特別展 「天翔る飛鳥 烏頭尾精の世界」開催

 奈良県明日香村出身の画家で満93歳になる現在も精力的に作品制作を続ける、日本画家・京都教育大名誉教授の鳥頭尾精(うとお・せい)氏。鳥頭尾氏が16年の歳月をかけて奈良や京都の古都を描いた「古都シリーズ」の最後を飾る「あすかシリーズ」が2024年に完成したことを記念して、奈良県立万葉文化館で特別展「天翔る飛鳥 烏頭尾精の世界」を7月12日(土)〜9月15日(月・祝)に開催。奈良の古都(飛鳥・藤原・平城)を描いた作品12点を一挙に公開する。

 烏頭尾氏は、京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)を卒業後、美術教諭として教壇に立つかたわら、作品制作を続けた。初期のころは「鳥」を多く描き、歩く鳥から飛ぶ鳥へ、そしてその鳥たちが風景の中を飛翔しはじめ、やがて古都の風景が作品の主役となっていく。今回の展示では、初期から現在までの画業70年の歩みをたどるとともに、長年の制作活動の裏側を垣間見ることのできる小品を数多く展示。烏頭尾氏の学生時代の厳密な模写や写生、水墨画に木版画、人体表現の素描など、さまざまな表現を追求した氏の知られざる側面にもスポットを当てる。

 観覧料は、一般1000円、高校・大学生500円、小・中学生300円。国内の小・中学生、高校生、18歳未満は無料。

 また、7月21日(月・祝)の14時〜15時30分に、烏頭尾氏と明日香村教育委員会文化財課課長補佐の西光慎治氏の対談「画業70年のあゆみ あすかの風土に生きて」が開催される。場所は同館の企画展示室。参加費無料。定員150人。希望者は、奈良スーパーアプリから申し込む(初回に奈良スーパーアプリのアカウント登録が必要)。


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