元フジアナ「港さんと大多さんが全部かぶってくれたんでしょう」検証番組に「出来る放送作った」

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2025年07月07日 13:21  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

長谷川豊氏(2018年10月撮影)

元フジテレビアナウンサーで制作会社経営の長谷川豊氏(49)が7日、自身のX(旧ツイッター)を更新。フジテレビが6日に放送した、元タレント中居正広氏(52)と元女性社員を巡る一連のトラブルを検証する特番「検証 フジテレビ問題 〜反省と再生・改革〜」(午前10時〜同11時45分)について、私見を記した。


長谷川氏は、まず「ここから古巣が新しいテレビビジネスの先頭に立つ可能性について」とのタイトルでコメントを記載。番組全部を見たことを報告しながら「僕は今の段階で出来る放送を作ったと思いました。すごく頑張っていたと思います。港さんの写真とか」と、港浩一元社長が多数の女性社員と撮った写真を公開し「経営幹部による不適切会合」があったとしたことに触れた。


続けて「ここからは14年も務めた元フジの一員だった人間としての独り言です」と前置きしてコメント。出演した大多亮元専務や遠藤龍之介元副会長にも触れ「港さんも大多さんも『自分たちで全部被るから徹底的に悪者にするように』と言ったのだろうなー…というのが僕の本音の感想でした。二人の声も聞こえるようでした。龍之介さんもね」とつづった。


さらに「大多さんの『女子アナはキャバ嬢発言』なんて、めっちゃ叩かれていますけれど、僕が堀江さんの番組でお話しした通り、はっきり言えば、あの程度はフジの人間であれば誰でも言ってたことで、港さんと大多さんが今回ので全部かぶってくれたんでしょう。あとに残された仲間たちのために。あの二人らしいなーと思いました」と指摘。「(ま、日枝イエスマンたちが完全に悪いのはその通りなので、別にその対応で問題ないんですけど)」と補足した。


長谷川氏は、会社経営で多忙の中、堀江貴文氏とのYouTube動画などで古巣について発信したことについてのリアクションもあらためて紹介。「相変わらず、お台場の中の『ハセガワふざけんな軍団』がピーピー騒ぎ初めて(←こいつらが一番面倒だった)」とした上で「でも、僕がフジ内部にいる時からずっと主張していた『アナウンス室の独立』を清水さんが発表してくれたので、もう今回のような問題は起きないと言い切れます」と、清水賢治社長の対応も評価。「何度も言ったのでこれで最後にしますが、今回の問題は『女子アナを好きにしたい日枝さんたちがアナウンサーを接待要因として扱って人権を認めていなかったシステム』が問題でした。テレビ局の中で唯一、組織図にアナウンス室が認められていない異常な局だったことからも皆さんもお分かりになると思います。なのでもう今回のような問題はシステムとしておきません。大丈夫です」と繰り返した。


今後については「ただ、ビジネス目線で言うと、ここから古巣はとても難しい局面と対峙していきます」と厳しい見方も。「今回のフジ騒動で最大の問題は『テレビ局にCMを打たなくても、全然売り上げも認知度も変わらない』というABテストが出来てしまったことにつきます」とし「そうです。テレビCMの時代ってとうの昔に終わってるんです。あれ、金の無駄なんです。マジで。でも今まで試してきていなかったんです、テレビCMをやめるとか。付き合いもあったし。でもこれをやっちゃったんです。多くの企業が。今回は。恐らくこちらも2〜5年以内に大きく顕在化してくるでしょう。きっと、今回の問題よりも苦しい未来が待っています。長い黄昏の時代がテレビには来るでしょう」と予測した。


長谷川氏は「でも、どうか古巣にはこれから大きな転換を迎える『テレビビジネス』において、先頭に立ち、CMには頼らない新しい形を作り上げていって欲しいです。きっと10年後、あの時にしっかりと対応したので、結局は上手くいったよね、と。あの時って大変だったね、と。そんな笑い話が出来る未来を僕は信じています」と期待。「笑って多くの人に愛される『みんなが大好きなフジテレビ』の復活を、僕は遠くから心から心から祈っています。みんな、頑張ってね!! いま叩いてるやつらに目にもの見せてやろう!!」と現役世代に呼びかけた。

このニュースに関するつぶやき

  • 長谷川さんのコメントは、日枝氏が公の場で謝罪しない前提の論理展開だよね。
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