アメリカ版「イカゲーム」はあり? 2025年6月27日に配信がスタートした「イカゲーム3」にハリウッド女優のケイト・ブランシェットが出演していることや、24年には米国のメディアによって、デヴィッド・フィンチャー監督のイカゲームが企画されていると報じられています。
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●25年12月にNetflixで配信?
そんな中、SNSでNetflix「ウェンズデー」や“めるる”こと生見愛瑠さんが声優を務めることで話題になった「マインクラフト/ザ・ムービー」のエマ・マイヤーズの出演により、25年12月にNetflixで「イカゲームアメリカ」が配信を開始するという書き込みが拡散されました。
では「イカゲームアメリカ版」は実際に制作されるのでしょうか?米メディアのフォーブスの記事では、「確率は高い」という趣旨で締めくくられています(https://www.forbes.com/sites/paultassi/2025/07/01/the-latest-update-on-squid-game-america-on-netflix/)。
既に米国制作による「イカゲーム:ザ・チャレンジ」というリアリティーゲーム番組も放送されていて、米国での制作の土壌は整っているとも考えられます。ドラマウォッチャーの筆者としての見解も「Yes」です。
しかし、イカゲームアメリカ版には、いくつかの課題があると考えています。「子どもの頃、ないし懐かしいゲーム」という設定や韓国の「レトロ」な雰囲気をアメリカ版でどのように表現するのか?という点です。また緑色のジャージも文化に沿わないように思えます。
ではネットで流布されたエマ・マイヤーズの緑のジャージはフェイクなのでしょうか?筆者の考えでは、アメリカ版の舞台はカリフォルニアの「中華街」になると予測しています。映画「エヴリシング・エヴリウェア・オール・アット・ワンス」がアカデミー賞を受賞し、Pixarは「私ときどきレッサーパンダ」を制作しています。
米国制作だからといって黄色人種を中心においたドラマにならないとは限らない時代なのです。筆者の希望的観測ではアメリカ版イカゲームにはミシェル・ヨーかキー・ホイ・クァンが登場するのでは?と考えています。皆さんの予測はどうでしょうか?(ライター・レイ坂本)
レイ坂本
ITジャーナリスト。晋遊舎MONOQLO『クチコミ信者の銭失い』、週刊アスキー『ウイルスなんて死んじゃえばいいのに』、ラジオライフ『技適トラベラー』などのコラムを連載