明日8日 熱中症警戒アラート20都道県に発表 東京都は3日連続 熱中症の応急処置

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2025年07月07日 17:48  日本気象協会

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日本気象協会

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明日8日も広い範囲で晴れて、全国的に猛烈な暑さ。連日の暑さで疲労が蓄積されてしまう中、熱中症への危険を周知させるための情報、「熱中症警戒アラート」が20都道県に発表。健康な方でも体力を過信せず、熱中症対策が欠かせません。熱中症の応急処置とは。

明日8日も広い範囲に「熱中症警戒アラート」

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明日8日(火)も日本付近は広い範囲で高気圧に覆われるでしょう。
九州から関東は晴れたり曇ったりの天気で、気温が上昇する午後は山沿いを中心に所々でにわか雨や雷雨がありそうです。広い範囲ではありませんが、激しい雨やどしゃ降りの雨となるため、空の変化にはご注意ください。
東北南部は雲が多めですが、東北北部や北海道は広い範囲で晴れるでしょう。

最高気温は、東北から九州にかけて35℃前後と、全国的に平年値を5℃以上上回るような猛烈な暑さが続きます。熱中症への危険を周知させるための情報、「熱中症警戒アラート」は、明日8日(火)は20都道県に発表されています。東京都は6日(日)から3日連続の発表となります。
北海道も今日7日(月)に続き、猛暑日になる所がありそうです。

連日の暑さで疲労も蓄積されてしまいますが、熱中症対策を怠ると大変危険です。健康な方でも油断せずに夜中でもエアコンを使用する、水分はこまめに補給するなど暑さ対策をしっかりと行ってください。

熱中症の応急処置

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明日8日も気温に加えて湿度も高く、熱中症にかかりやすい条件が続きます。
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

週末にかけて連日の猛暑日も 10日〜11日は広く雨

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9日(水)頃まで広く晴れて、猛烈な暑さの続く所が多いでしょう。ただ、大阪や福岡など西日本は週の後半も35℃以上の猛暑日が長続きしそうです。

10日(木)から11日(金)は、北日本や東日本を中心に、一時的に前線の影響を受ける見込みで、広く雨になりそうです。まだ、梅雨明けが発表されていない関東甲信地方、北陸地方、東北地方の梅雨明けは、前線や湿った空気の影響を受けにくくなる7月下旬となるでしょう。

梅雨明け前から真夏の暑さが続きますが、夏本番はまだまだこれから。猛烈な暑さにしっかり備えておきましょう。

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