
【動画】『北方謙三 水滸伝』反町隆史からのコメント動画
『水滸伝』は、腐敗した世を憂い、法に背いてでも正義を貫こうとする“はみ出し者たち”の反逆の物語。現代にも通じる「理不尽な権力にあらがう意志」と「仲間との絆」が、壮大な群像劇として描かれていく。
晁蓋は、民に慕われる義の心と、烈火のごとき闘志を併せ持つ、物語のもう一人の中心人物。信頼で人を動かす“光をともすカリスマ”・宋江(織田裕二)とともに、梁山泊を率いて腐敗した国家権力に立ち向かっていく。
元より激情に満ち、理不尽に満ちた世の中に対して牙をむいてきた晁蓋だが、宋江が書き記した世直しの書『替天行道』に出合い、同じ志を持つ仲間として彼と出会う。静と動、水と火―全く異なる資質を持つ2人の頭領が体制に反旗を翻した者たちが集う志のとりで<梁山泊>で並び立ち、国家権力に立ち向かう大いなる反逆の物語が、動き出す。
晁蓋を演じる反町隆史は、織田裕二とはテレビドラマ『SUITS/スーツ2』(2020)以来約6年ぶり、2度目の共演となる。この二人が、それぞれまったく異なるリーダー像を体現し、黄金タッグとして壮大な群像劇を牽引していくこととなる。
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また、解禁に先駆けて公式SNSで投稿されたのは、 賊徒として素性を隠す晁蓋(托塔天王)が、仮面をかぶってたたずむ異様な姿。その不穏なビジュアルは「一体誰が演じているのか?」とファンの間で話題を呼び、 解禁前夜の“匂わせ投稿”として注目を集めていた。
そんな晁蓋役を担うことについて、反町は「2年前、ものすごい熱量でオファーをいただきました。『反町隆史の晁蓋が見たい。ずっと夢だったんです』そう言われたのは、俳優人生の中で初めてのことでした」とオファー時を振り返る。また、「晁蓋という漢に心を奪われ、演じることの歓びが、役そのものを育て、やがて自分をも育ててくれました」と役を生き抜いた心境を吐露。若松節朗監督は「反町隆史が楽しんで演じている晁蓋に御期待下さい」とコメントしている。
連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』は、WOWOWにて2026年放送・配信開始。
※コメント全文は以下の通り。
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■反町隆史(晁蓋役)
2年前、ものすごい熱量でオファーをいただきました。
「反町隆史の晁蓋が見たい。ずっと夢だったんです」
そう言われたのは、俳優人生の中で初めてのことでした。
軍略と統率力に優れ、叛乱の先頭に立って突き進む晁蓋は、まさに英雄。
晁蓋という漢に心を奪われ、演じることの歓びが、役そのものを育て、やがて自分をも育ててくれました。
織田裕二さんをはじめ、キャスト・スタッフと一丸となって撮影に挑んだ壮大で熱い、この作品を皆様にお届けできるのが今から楽しみです。
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■若松節朗監督
反町隆史は面白い男である。芝居も素も堪らなく面白いのだ。
仮面を被った、馬上での静かで異様な佇まい。派手なブルーの衣装に包まれたビジュアルがここまで似合う男はいない。
その圧巻の姿に、つい笑みが浮かんでしまう。
そして、反町隆史は照れ屋でもある。
普段、余り多くを語らない控えめな彼の、今回の任務は、とてつもなく重い。織田裕二と一緒に世直しに挑むもう一人のカリスマで、静なる宋江とは対極にして、果断で統率力抜群。動なる軍略の雄を演じなければならないのだ。
義侠心に厚く厳格な強い男を荒ぶって匂わせて欲しい。それでいて、どこか楽観的でニヒルな笑いも見せて欲しい。
何とも難しい役どころではあるが、カレーを食べている様な爽やかさも出してくれるので実に嬉しい。
眩い程の「生きる光」を発し続ける晁蓋も、反町隆史とダブって見えるから不思議である。
反町隆史が楽しんで演じている晁蓋に御期待下さい。