異常接近、中国主張に反論＝「全く当たらない」―中谷防衛相

　東シナ海で警戒監視中だった航空自衛隊機に中国軍機が異常接近した問題を巡り、中谷元防衛相は１５日の閣議後記者会見で、「自衛隊機の飛行に原因があるという中国側の指摘は全く当たらない」と述べ、中国側の主張に反論した。

　中国軍機を巡っては、６月にも海自機が太平洋上空で異常接近される事案が発生している。中谷氏は「（自衛隊機は）平素から行っている警戒監視活動を適切に実施していた」と強調した上で、「中国軍が立て続けに（異常接近を伴う）飛行をしたことは深刻に懸念している」と非難。再発防止を厳重に申し入れたとした。