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脚本家大石静氏が17日、テレビ朝日系「徹子の部屋」(月〜金曜午後1時)にゲスト出演。作家に囲まれて育った幼少期を語った。
大石氏には養母がおり、養母が経営する旅館で育てられたという。著名作家が定宿にしており「たくさんの有名な作家がお泊まりになっていて。『駿台荘』っていう」。松本清張、開高健、五味康祐、五味川純平らが宿泊しており「そうそうたる作家とか学者の先生が缶詰になられる宿だった」と振り返った。
作家たちにまつわる思い出も語り「『表に出て行っちゃいけない』と養母には言われていたんですけど、でも先生方の姿を垣間見ておりまして。その先生方に仕えている仲居さんたちの話を聞くと、すごくヒューマンなことをお書きになる先生が必ずしも人格者ではないわけです」と苦笑い。「若い仲居さんたちが『あの先生は汚い』とか『くさい』とか『嫌いだ』とか『いじわる』とかみんなが言ってる。お作(作風)と全然違う人柄というのがビックリして」と笑い、「子供心に人間は立体的というか、多面的なものなんだなと多分あそこで学んだんだなと思います」と明かした。
脚本家となった自身への影響についても「今も人物を構成する時に、1人の人間の中にいろんな顔があるということをいつも考えている。その原点は宿での育ちにあると思います」と語った。
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