中学時代の失敗を明かした麻生久美子 (C)ORICON NewS inc. 俳優の麻生久美子が17日、都内で行われた映画『海辺へ行く道』(8月29日全国公開)完成披露上映会の上映前舞台あいさつに登壇し、夏の思い出としてソフトボール部時代の失敗を振り返った。
【集合カット】みんなでピース!笑顔で写真に応じた高良健吾、剛力彩芽ら豪華俳優陣たち イベントにはほかに、原田琥之佑、高良健吾、唐田えりか、剛力彩芽、菅原小春、横浜聡子監督が登壇した。夏の思い出について、中学生の頃ソフトボール部だったという麻生は「キャッチャーやってたんですが、そのときちょっと強くなりたい、上手くなりたい、体力つけたいと思って」といい、「タイヤをひもで引っ張ってダッシュみたいなことをしてました」と告白。
登壇陣が「本当にやる人いるんだ…」と呆気にとられている中、原田から「タイヤはどこから?」と問われると、「そのへんに落ちてました。田舎なので」と苦笑い。このトレーニングは「1回でやめました」とし、「ムリですね、引っ張るの。動かない」と明かし、笑いを起こしていた。
本作は、『ジャーマン+雨』『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』『いとみち』に続く横浜監督の待望の新作。知る人ぞ知る孤高の漫画家・三好銀(1955−2016年)の最高傑作と名高い「海辺へ行く道」シリーズ(全3巻)の映画化に挑んだ。本編の撮影は23年の夏にオール小豆島(香川県)ロケで実施。小豆島特有の陽光や海と空に囲まれた絶好のロケーションが十二分に生かされている。
物語は、アーティスト移住支援をうたう、とある海辺の街が舞台。のんきに暮らす14歳の美術部員・奏介(原田)とその仲間たちは、夏休みにもかかわらず演劇部に依頼された絵を描いたり新聞部の取材を手伝ったりと毎日忙しい。街には何やらあやしげな“アーティスト”たちがウロウロ。そんな中、奏介たちにちょっと不思議な依頼が次々に飛び込んでくる。自由奔放な子どもたちと、秘密と嘘にまみれた大人たち。果てなき想像力と生命力が乱反射する海辺で、人生の素晴らしさを描く。
本作で長編映画初主演を飾った原田は、22年公開の映画『サバカン SABAKAN』で映画デビュー、本作には約800人のオーディションを経て選ばれた。ワールドプレミア時に原田は「今は15歳ですが、撮影は13歳の夏でした。(撮影を行った)小豆島は、とっても綺麗で、空気も新鮮で、空もすごく青くて、自然と(演じた)南奏介にどっぷり入り込めるような環境でした。撮影時は163センチくらいだった身長も今は173センチまで伸びました」と撮影時を振り返っていた。