劇団 東京にこにこちゃん新作公演『ドント・ルック・バック・イン・マイ・ボイス』10月上演決定　アニメ声優の「声」の物語

　ゲームや漫画といった日本のポップカルチャーを題材に、怒涛のボケ数が巻き起こす「大爆笑」と、純度200％の「ハッピーエンド」で注目を集める劇団・東京にこにこちゃんの新作公演『ドント・ルック・バック・イン・マイ・ボイス』が、10月に上演されることが決まった。

【写真】東京にこにこちゃん『ドント・ルック・バック・イン・マイ・ボイス』チラシビジュアル（裏）

　本作は、2025年2月に爍綽とvol.2公演『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・バルコニー！！』で作・演出を手がけ、浅草九劇を爆笑の渦に巻き込んだ萩田頌豊与による最新作で、アニメ声優の「声」の物語。これまで多くの気鋭劇団を起用してきた「MITAKA “Next” Selection」参加作品として上演される。

　作・演出を務める東京にこにこちゃんの萩田頌豊与は上演決定にあたり、「今作『ドント・ルック・バック・イン・マイ・ボイス』は、『声』の物語です。少し前、国民的アニメを観ていたとき、子供の頃から聴き馴染みのある声優が一人だけ残っていて、他のキャストはすべて世代交代していました。そのとき、『誰もいなくなっても、それでも一人で国民的キャラクターの声を出し続けること』を物語にしたいと思いました」と作品誕生のきっかけを明かし、「これは僕の勝手な物語です。物を作るということは、ある意味で勝手なことかもしれませんが、きっとそこには、いろんな『声』の物語があるはずです。これは、『声が届くまで』の物語。東京にこにこちゃん10周年にふさわしい、ハッピーエンドでお待ちしております」とメッセージを寄せている。

　東京にこにこちゃん新作公演『ドント・ルック・バック・イン・マイ・ボイス』は、東京・三鷹市芸術文化センター 星のホールにて10月3日〜13日上演。