
今日18日、関東甲信・北陸・東北南部が梅雨明けしましたが、梅雨の期間の降水量は平年より少ない所が多くなりました。この先1か月の降水量も東日本や西日本の日本海側では平年並みか少ない見込みです。また、新潟地方気象台は「長期間の高温と少雨に関する北陸地方気象情報」を発表しました。北陸では記録的な少雨となっている所があり、今後2週間程度も降水量の少ない状態が続く見込みです。
梅雨の時期の降水量 平年より少ない所が多い
今日18日、気象庁は「関東甲信・北陸・東北南部が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
梅雨の期間の降水量は平年より少ない所が多くなっています。
【関東甲信】
梅雨期間降水量(6月10日〜7月17日まで)
降水量(ミリ) 平年値(ミリ) 平年比
長野 128.5 178.8 72%
宇都宮 293.5 260.1 113%
前橋 176.5 228.4 77%
熊谷 213.5 211.7 101%
水戸 175.5 191.8 92%
甲府 207.5 176.3 118%
銚子 167.0 213.6 78%
東京 137.0 227.1 60%
横浜 123.0 257.3 48%
千葉 164.0 204.0 80%
【北陸】
梅雨期間降水量(6月10日〜7月17日まで)
降水量(ミリ) 平年値(ミリ) 平年比
輪島 219.0 283.0 77%
相川 193.0 242.5 80%
新潟 107.0 239.0 45%
金沢 218.0 308.2 71%
伏木 133.0 290.4 46%
富山 144.5 310.4 47%
高田 111.5 254.3 44%
福井 190.0 291.7 65%
敦賀 201.5 254.3 79%
【東北南部】
梅雨期間降水量(6月14日〜7月17日まで)
降水量(ミリ) 平年値(ミリ) 平年比
山形 57.5 183.9 31%
仙台 64.0 206.7 31%
福島 82.5 195.2 42%
30日間の降水量 平年より少ない所が多い
上の図は30日間(6月18日から7月17日まで)の降水量の合計の平年比です。北海道や東北、北陸、中国地方や九州を中心に茶色やオレンジで示され、平年より少ないことが分かります。
この先も東日本や西日本の日本海側で降水量が平年より少ない
|
|
最新の1か月予報では、この先1か月は太平洋高気圧に覆われやすいでしょう。北海道から九州にかけて日照時間は平年より多く、降水量は東日本(関東甲信・北陸・東海)や西日本(近畿から九州)の日本海側で平年並みか平年より少ない見込みです。
また、新潟地方気象台は「長期間の高温と少雨に関する北陸地方気象情報」を発表しました。北陸地方の7月上旬の旬降水量平年比は6%となり、1946年の統計開始以降、7月上旬として最も少なく、記録的な少雨となりました。今後2週間程度も降水量の少ない状態が続く見込みです。
渇水の心配があります。今のうちから水資源は大切に使うよう心がけてください。