ビックカメラ有楽町店のペットコーナー「ぷれふぁみ」で、ビックカメラマイスターの庄司由起子(しょうじ・ゆきこ)さん【おしえてビックさん・24】夏のワンちゃんの散歩は、太陽の照り返しのキツさから昼間ではなく、早朝や夕方以降にするなど工夫されていると思います。しかし、アウトドアのレジャーなどで愛犬と一緒に楽しむときは、ペット用の暑さ対策が必要です。また、日中に家で寝ているネコちゃんも、エアコンや扇風機などのほかに暑さ対策をしたいものです。そこで、ビックカメラ有楽町店のペットコーナー「ぷれふぁみ」で、ビックカメラマイスターの庄司由起子(しょうじ・ゆきこ)さんに、暑さから守ってくれるペットグッズをおしえてもらいました。
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●「ペットに負担なく」を最優先に
庄司さんは、暑さから守ってくれるペットグッズを選ぶ際のポイントについて、次の三つを挙げます。
・(1)無理なくクールダウン!
・(2)快適に過ごせるグッズを見つけよう!
・(3)こまめに水分補給!
ペットの暑さ対策では、ペットにやさしく、負担をかけることなく冷やせるグッズを選ぶことが肝心ですね。また、人の熱中症対策と同様に、ペットもこまめな水分補給が必要です。
なお、2025年4月にビックカメラ有楽町店の地下2階にオープンした「ぷれふぁみ」は、ビックカメラ最大級のペット用品売り場です。豊富な品ぞろえの中から、「これはぜひ!」というおすすめの商品を、庄司さんに順番におしえてもらいました。
●犬の動脈を冷やしてクールダウンする「SUO ICEシリーズ」
庄司さんが推す商品の1品目は、エフオーインターナショナルの「SUO 28℃ ICEクールリング for Dog」です。
おすすめする理由について庄司さんは「犬の首の前側には太い動脈が通っていて、その動脈を冷やすことで無理なくクールダウンできます。冷たすぎず、快適なひんやり感が続くので、ペットにも不快感を与えづらいです」と、ペットに負荷を与えずに心地よいひんやり感が得られる点を推します。
SUO ICEシリーズは、オーガニックでナチュラルな植物性PCM(フェーズチェンジマテリアル)の素材を利用した製品のため、環境に優しく、安全性も高いのが特徴です。
また、「25〜28℃以下の環境で固まるので、冷水でも短時間で冷却でき、外出先でも繰り返しの使用が可能です」とアドバイス。バッテリー切れなどを心配する必要もなく、外出先で気軽に使えるのも高評価のポイントです。
庄司さんがこの商品をおすすめしたいペットは、「お散歩が大好きな子、アウトドアやペットイベントなどへよくお出掛けする子」とのこと。夏でも外出するのがとにかく大好きなペットに、最適なグッズです。
●ワンちゃん、ネコちゃんのお昼寝をサポートする「接触冷感マット」
庄司さんが推す商品の2品目は、トータスの「接触冷感足跡柄シリーズ マット」です。
おすすめする理由について庄司さんは「接触冷感生地を使用したマットなので、ワンちゃん、ネコちゃんもひんやり快適にお昼寝してもらえます。あごをのせられる枕も付いているので、リラックスした姿を見ることができるかもしれません」と説明します。L字型のひんやり枕でお昼寝できれば、ペットもきっと喜ぶでしょう。
また、「マットの裏面は滑りにくい安心加工で安全性も◎」と思わぬ事故を防ぐ安全設計もうれしいところ。足跡柄のデザインもかわいいですね。
庄司さんがこの商品をおすすめしたいペットは「お出掛けよりもお部屋でリラックスしたい子」とのこと。昼寝が好きなネコちゃんや、おうちでリラックスするのが好きなペットに喜ばれるアイテムです。
●ペットのイオンバランスを考えて、しかもおいしい「ペットスエット」
庄司さんが推す商品の3品目は、アース・ペットの「ペットスエット ポーションプチ 7個入り」です。まさに、この暑さじゃペットもかわいそうと思った時のために常備しておきたい商品です。
おすすめする理由について庄司さんは「ペットの体液に近いイオンバランスで水分・イオンを素早く吸収します。冷蔵庫で冷やしたり、ポーションのまま冷凍庫で凍らせてシャーベットにしたりして、おいしくクールダウンしましょう」と、シャーベットなどアレンジしながら水分補給できる点を推します。
ペットの身体の体液(水分)と同等の浸透圧でつくられているので、水道水よりも素早く吸収。ただ、ペットにとって必要な水分と電解質が満たされたら、それ以上の水分は細胞に吸収されず、おしっことして放出されるので、ペットに負担をかけることなく水分補給できます。
また「ミルク風味で愛犬や愛猫も食べやすい美味しさです」と、庄司さんはアドバイス。対象年齢は生後3カ月過ぎからなので、小さなペットも大喜びでしょう。
庄司さんがこの商品をおすすめするペットは「普段からお水をあまり飲まない子。お散歩以外でもアウトドアやペットイベントなどへよくお出掛けする子」とのこと。
犬や猫も人間のように約50〜60%は水分からできていて、わずか5%以上の水分が不足すると渇きがはじまり、渇きが進行すると程度によっては危険な状態になります。水をあまり飲まないペットには、散歩するときに常に用意しておきたいアイテムです。
最後に、庄司さんが接客時に心がけていることをおしえてもらいました。
「お客様の大切な愛犬や愛猫の年齢や、どんな性格の子なのか、どんな味が好きなのか、アレルギーの有無などをお伺いして、できるだけその子にあった商品をご提案するように心掛けております」。
大切なペットにとって、この暑さはたまらないことでしょう。ペットに快適に過ごしてもらえるように、ペットグッズを上手に使いましょう。社内資格であるビックカメラマイスターを取得していて、商品知識が豊富な庄司さんに、最適なペットグッズを選んでもらいましょう。