熊本、福岡で不明者3人=警察、消防が捜索
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2025年08月11日 15:31 時事通信社

九州を中心とした記録的な大雨で11日、増水した川に流されたり、崩れた土砂に巻き込まれたりして、熊本、福岡両県で計3人が行方不明となった。県警や消防などが捜索している。
熊本県玉名市の境川では同日午前0時すぎ、近隣女性から「人が流された」と119番があった。福岡県福津市の本木川でも10日午後5時半ごろ、近隣住民から「高齢の男女2人が川に流された」と消防に通報があり、県警と消防が2人の捜索を続けている。
同県甲佐町では11日午前4時すぎ、「車で避難しようとして土砂崩れに巻き込まれた」と30代女性が通報。消防が車内から女性と長女(4)、長男(1)の3人を救出した。午後1時半すぎに、現場周辺でさらに1人を発見。県警などは車外にいて連絡が取れなくなっている50代男性とみて確認を進める。
このほか、熊本県美里町では11日午前、土砂崩れで倒壊した家屋から男性(65)を救助。右足を骨折したという。福岡県宗像市では10日夕、県立高校の女子生徒が用水路に転落。約700メートル流されたが、自力で脱出して無事だった。顔にけがをしたという。
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