【札幌記念展望】データに該当するコスモキュランダが狙い目

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2025年08月12日 06:00  netkeiba

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札幌記念に出走予定のコスモキュランダ(撮影:下野雄規)
 1着賞金が高額の7000万円で、「スーパーGII」という格付けの札幌記念。今年は3歳馬の登録がないが、GI馬をはじめ、古馬のトップホースが顔をそろえる。秋の大舞台へ向けて、ここで弾みをつけたい実力馬たちの激突から目が離せない。

1.GIからの直行ローテーションが王道

 過去10年のデータを分析すると、前走でGIを使われた馬が[4-7-6-25]で複勝率40.5%と圧倒的な強さを示している。単勝回収率こそ41%と低いものの、複勝回収率は102%を記録しており、軸馬として信頼するのに十分なデータだ。格の高いレースで厳しい流れを経験してきた実力馬が、ここでは一枚上の力を見せつける傾向が強い。今年もこのローテーションで臨む馬には最優先で注目すべきだろう。

2.前走で6〜9着に敗れた馬の巻き返しに妙味あり

 意外にも、前走で1着だった馬は[0-2-2-13]で複勝率23.5%と勝ち切れていない。むしろ注目すべきは、前走で掲示板を外した馬の巻き返しだ。特に前走6〜9着に敗れた馬は[4-3-5-27]で勝率10.3%、複勝率は30.8%に上る。しかも単勝回収率116%、複勝回収率も107%と100%を超えていて妙味は十分だ。

3.パワー必須の洋芝、馬格のある馬が優勢

 札幌の洋芝2000mは、時計がかかりやすくパワーが問われる舞台。その傾向はデータにもはっきりと表れており、前走時の馬体重が500kg以上だった馬が好成績を収めている。特に500〜519kgの馬は[3-5-3-15]で複勝率42.3%、複勝回収率も148%と非常に高い。馬格に恵まれたパワータイプの馬が、力の要る馬場を苦にせず好走するパターンが多く見られる。

 本命はコスモキュランダ。前走はGIの大阪杯で8着だったが、データ上GI組は信頼度が高く、前走8着というのもここでは狙い目。また、前走時の馬体重が504kgというのもここでは強調材料だ。弥生賞勝ち、皐月賞2着の実績もこのメンバーの中では屈指と言えるだろう。

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