「給料が高い先輩のフォローをしろと言われ…」残業代未払いで理不尽な命令→「やりません」と断った結果

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2025年08月20日 06:20  キャリコネニュース

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理不尽な業務命令に対してNOを突きつけるのは勇気がいるが、それも大事な対応だ。しかし、それが思わぬ結末を招いたという経験談が寄せられた。40代男性(事務・管理/年収1000万円)は精密機器メーカーで働いており、こう振り返る。

「私は持っている技術が多く、部内でも突出して残業が多くなっており、36協定の時間に収まらなかった」
「翌月に残業を付けるように言われていましたが、それが毎月のことだったためどんどんたまっていきました」

結果としてサービス残業が常態化していた。この状況で、男性はさらに理不尽な命令を受ける。(文:西荻西子)

「自分の仕事が遅れてもダメ」という無茶な指示

途中で上司が変わった際、男性はこれまでの経緯を説明し、残業代を支払ってほしいと伝えた。しかし、「その多くを反故にされました」という。そんな中、上司から「自分の仕事もやりつつ先輩のフォローもやってくれ」と言われたが、男性は納得がいかなかった。

「まず私より給料が高く業務量も少ない先輩のフォローというのもおかしな話ですが、自分の仕事が遅れても問題ないかと確認するとそれはダメだと言われました」

残業代もまともに払われない中で、あまりに理不尽な要求だ。男性は「それならフォローはやらない」ときっぱり断った。当然の対応と言えるだろう。しかし、この話には驚くような後日談があった。

「その先輩は仕事に行き詰まり、失踪して会社には戻ってきませんでした」

男性がフォローを断ったことと先輩の失踪に直接の因果関係があったかは不明だ。しかし、違法な長時間労働や残業代未払いを放置する劣悪な労働環境が、社員たちを追い詰めた結果だと言えそうだ。

※キャリコネニュースでは「上司に反抗したエピソード」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/XKVBU3NE

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