宮本慎也氏「残り10試合で多少タイトル争いは意識する」巨人−広島戦での苦言とは

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2025年09月11日 16:48  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

宮本慎也氏(2024年9月撮影)

元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が10日、公式YouTube「解体慎書」を更新し、セ・リーグのCS争いと9日の巨人−広島戦(東京ドーム)を振り返った。


7日に阪神の2年ぶりリーグ優勝が決まり、「いや〜強かったですね。これでセ・リーグは一段落」と評価。その上で「次はCS争い」と視線を移した。11日試合前時点で、2位巨人は貯金1、3位DeNAは借金2。「3位まではなんとか貯金をつくっていてほしいですよね」と話し、現状では巨人が1歩リードとみた。4位中日は借金11、5位広島は借金14。「まだ可能性はありますけど、中日と広島は崖っぷちですよね」と語った。


宮本氏はさらに、9日の巨人−広島戦(東京ドーム)についてもコメント。巨人は戸郷翔征投手(25)、広島は床田寛樹投手(30)が先発し、試合は6−4で巨人が勝利。戸郷が6勝目を挙げた一戦について、両軍バッテリーの攻め方に「簡単にいきすぎ」と苦言を呈した。


タイトル争いについては、「順位争いが一番大事」としつつも、「残り10何試合になると多少タイトル争いは意識もある」と説明。戸郷については、チームメートの泉口友汰内野手(26)が首位打者を争う一方で、広島にはライバルの小園海斗内野手(25)がいる点を踏まえ、「打たれようと思って打たれているわけではないんですけど、打たれ方があまり良くなかった」と厳しく指摘。「うまいこと追い込んで、インサイドの球がちょっと中に入って先制タイムリーを打たれて、次の打席は初球をレフト前に簡単に打たれた。『絶対打たせないぞ』みたいな気持ちがもうちょっと出ていいかな」と求めた。


一方、床田に関しては2度戸郷に簡単に犠打を許した点を取り上げ、「1回目は初回の7連打だったから、1個アウト取りたいなっていうのはわかる。でも2回目は次に点を取られたら勝負決まるぞっていう場面で簡単に初球決められている。『あの手この手使って簡単にバントさせへんぞ』みたいな雰囲気が欲しかった」と言った。


それでも、初回の7連打以降はわずか1安打に抑えた点を「そこはよく立ち直ってゲームをつくった。自分でホームランも打ったし」と評価。戸郷について「鉄則として味方が点を取ったあとは、ちゃんと抑えると流れがくる。そこで投手にホームランを打たれたというのはちょっと油断じゃないのかな」と辛口の言葉を添えた。

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