
3連休最終日の今日15日(月・祝)は、東海〜九州の所々で最高気温35℃以上の猛暑日となりました。"古都"京都では今年60日目の猛暑日となり、県庁所在地では1位の多さに。一方、"南国"那覇は未だ猛暑日は0(ゼロ)。夏は沖縄が一番過ごしやすい?!
京都は今年60日目の猛暑日 那覇は未だ猛暑日ゼロ
3連休最終日の今日15日(月:祝)は、東海〜九州の所々で最高気温35℃以上の猛暑日となりました。
14時までの最高気温は、三重県桑名市で36.9℃と、本日全国1位。その他、名古屋で35.6℃、京都35.0℃など28地点で35℃以上の猛暑日となりました(昨日14日:8地点)。
"古都"京都は今日で60日目の猛暑日となり、県庁所在地としては今年(2025年)最多です。※追記:県庁所在地以外では、大分県日田市が今日15日で猛暑日61日となりました(15日15時まで)。
一方、"南国"那覇は33.4℃と今年は未だ猛暑日は0(ゼロ)。真夏日の日数が全国1位の那覇ですが、猛暑日はゼロとは意外と思う方も多いのではないでしょうか。一般的に沖縄は海に囲まれている海洋性気候のため、本州に比べて猛暑日は少ない傾向にあります。ただ、沖縄も近年は気候変動の影響で気温が上昇し、昨年2024年は猛暑日の日数は8日と、108年ぶりに最多記録に並びました(那覇の猛暑日最多記録は8日:2024年・1916年)。
過去最も暑い夏 避暑地は沖縄?
今夏は1898年の統計開始以来、最も暑い夏となりました。夏の平均気温平年差は、北日本で+3.4℃、東日本で+2.3℃、西日本で+1.7℃でした。北日本でも猛暑日の日数が盛岡(岩手)9日、仙台15日など過去最多記録を更新しましたが、那覇は未だ猛暑日ゼロ。
今夏(6月〜8月)の最高気温の平均は、那覇31.8℃、名古屋33.5℃と、名古屋より1.7℃低くなりました。
真夏の避暑地は、北海道や本州より、「沖縄」になりそうですが、沖縄は年間を通すと平均気温が高く、最高気温30℃以上の真夏日の日数も全国1位となっています。
猛烈な暑さを避ける避暑地は「沖縄」ともいえそうです。
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猛烈残暑いつまで?
この先、18日(木)頃までは九州〜関東で最高気温35℃以上の猛暑日の所があるでしょう。名古屋は17日(水)にかけて猛暑日予想で、過去最多記録を更に更新しそうです。東京都心も18日(木)は36℃予想と、猛暑日の最も遅い記録に並ぶ可能性があります。
ちなみに、猛暑日の日数の国内歴代最多記録は、太宰府(福岡)の62日(2024年)です。この先、京都や日田(大分)では、国内歴代記録を更新する可能性があります。
19日(金)以降は秋雨前線の影響で西日本〜東日本は広く雨となり、この雨を境に猛烈な暑さは収まる見込みです。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、20日(土)の彼岸の入りに合わせるかのように、猛暑日はなくなりそうです。最低気温は東京で20℃くらいまで下がり、朝晩は羽織る物がほしいくらいとなりそうです。
今週前半は「猛暑」、後半は「寒暖差」に注意が必要です。