【仏・凱旋門賞結果】地元の3歳馬ダリズがV 日本勢はビザンチンドリームが5着

　5日、フランスのパリロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞(3歳上・牡牝・仏G1・芝2400m)は、M.バルザローナ騎手騎乗の10番人気ダリズ(牡3、仏・F.グラファール厩舎)が優勝。道中は中団の前につけ、直線で外に出して先に抜け出した2番人気ミニーホーク(牝3、愛・A.オブライエン厩舎)をゴール前で捕らえた。勝ちタイムは2分29秒17(重)。

　ミニーホークは僅差の2着。上位2頭から離れた3着に5番人気ソジー(牡4、仏・A.ファーブル厩舎)が入った。

　日本勢は、後方から追い上げた4番人気ビザンチンドリーム(牡4、栗東・坂口智康厩舎)の5着が最高着順。3番人気クロワデュノール(牡3、栗東・斉藤崇史厩舎)は2番手追走から早めに先頭に立つも14着、6番人気アロヒアリイ(牡3、美浦・田中博康厩舎)は中団でレースを進めたが直線で伸びを欠いて16着だった。

　勝ったダリズは、父Sea The Stars、母Daryakana、その父Selkirkという血統。前哨戦のプランスドランジュ賞ではクロワデュノールの2着に敗れていたが、本番で見事逆転しG1初制覇を果たした。