

私のただならぬ気迫に、コウタは言葉を失ったようでした。

それから数か月後、コウタは単身赴任で転勤先へ。私と子どもたちは、今まで暮らしていた家で以前と変わらない生活を送っています。コウタと子どもたちは週に2〜3回はテレビ電話をしています。



テレビ電話から見える、コウタの部屋を見ると、慣れないながらもちゃんと掃除ができているようでした。コウタは月に2度くらいはこちらの家に帰ってきます。電話とたまの帰宅で、私たちはなんとか「家族」を続けています。まわりから見たら仲の良い家族に見えるのかもしれません。
でも……コウタがどれだけ自分のことしか考えていなかったかがよくわかりました。子どもたちの気持ちも私の気持ちもまったく考えていなかった、これはすぐに許す気にはなれませんでした……。
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あまりの自分勝手な言い分に腹が立った私は、コウタに「単身赴任か離婚か選べ」と迫りました。それから数か月。私たちは今は3人で暮らしています。コウタは子どもたちとテレビ電話で交流し、月に2回ほどこちらへ帰ってくる生活。表面的には家族を保っていますが、コウタの家政婦発言はどうしても許せませんでした。
子どもたちのため、離婚も視野に入れた経済的自立を目指します。いつ何があってもいいように、準備を進めておこうと思うのです。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・魚師 編集・横内みか