2度目の代表活動に意欲を燃やす安藤智哉 日本代表は7日、キリンチャレンジカップ2025のパラグアイ代表戦に向けたトレーニング2日目を迎えた。
招集された全選手が揃った中、ピッチに登場したのは前日までに合流していたFP10名とGK3名。冒頭15分の公開だったトレーニングは全て公開へと変更された中、選手たちはタッチ制限のあるパス交換や、シュート練習など1時間ほど汗を流した。
9月のアメリカ遠征では招集を受けながらも負傷により辞退したDF安藤智哉(アビスパ福岡)は、今回は無事に活動に参加。東アジア E-1サッカー選手権以来の代表活動となり「すごく良い雰囲気でできています」と、海外組との初の活動について言及。「E-1組以外は初対面で、僕のキャリアでもそういったグループに入ってやってきたので、自分の色も出しながらやっていきたいです」と、しっかりと溶け込んでいきたいと意気込みを語った。
ケガで辞退してからの1カ月については「治すことにフォーカスしました」と語った安藤。「あとはクラブでどれだけ結果を出すか。なかなか結果は出ていなかったですが、自分のコンディションも上げていくことにフォーカスしました。代表合流前に勝って来られたので、気持ちとしては明るい感じです」と、良い状態で合流できたとした。
テレビでアメリカ代表戦、メキシコ代表戦を観ていた安藤は試合の印象について「画面越しでしたけど強度が伝わってきました」と両国の強度の高さについて言及。「強い相手になると守備の時間も長くなってくるので、そこで崩れずに守り抜くことも大事だと思います」とイメージを語りつつ、「自分が入ってどれだけできるか。今回の活動が大事になると思います。チャレンジャーですし、失うものはないので、やるだけです」と、爪痕を残すことを誓った。
E-1ではホンコン・チャイナ代表戦、韓国代表戦の2試合に出場した安藤。アジア以外の国との対戦は初となるが「南米の強豪2カ国とやれるということもありますし、E-1は韓国での開催でしたけど今回は日本でファン・サポーターの前でやれるので、すごくワクワクしています」とコメント。「攻守での高さ、どこまで通用するのか。個の能力も高いので、どういった駆け引きがあるのか学びの場となるので、色々なものを吸収してやっていきたいです」と、楽しみな2試合だとした。
今回はワールドカップに出場する2カ国との対戦に。3年前のカタール大会については「当時はJ3だったので、正直ファン目線で見ていました」と語った安藤だが、1年後に控える本大会でメンバー入りする可能性もある。「どこで出ても国のために戦う、自分のプレーを出すということにフォーカスしていきたい」と語り、「自分次第で変わると思うので、しっかりやっていきたい」と海外移籍も含めたステップアップに意欲を燃やした。