【日本ハム】野村佑希「自分の思い描いてるものではない」悔しさが残る開幕4番のシーズン総括

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2025年10月07日 20:52  日刊スポーツ

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日本ハム紅白戦 2回裏白組1死、三振に終わる野村(撮影・黒川智章)

日本ハム野村佑希内野手(25)が7日、レギュラーシーズンを総括した。


7年目の今季は開幕4番を務め、開幕3戦目に2打席連続本塁打を放つなど好スタートも5月に左脇腹肉離れで戦線離脱。6月に1軍復帰後は4番定着とならなかったが、101試合出場で打率2割6分8厘、8本塁打、35打点をマークした。


この日はCSへ向けてエスコンフィールドで紅白戦に出場。ポストシーズンへ向けた思いも語った。


一問一答は以下の通り。


−2位に終わったレギュラーシーズンを振り返って


「ほんとにチャンスもあったと思いますし、悔しい思いをしたかなと思います」


−昨季は個人的にも悔しい思いをした中で、今季は最後まで優勝争いの中で戦った


「開幕4番に指名してもらって入った中で、自分の想像しているもの以上のものが出せたスタートではあったと思いますけど、終わり方としては、それこそ自分の想像しているものではなかったなっていう感じです」


−開幕4番としてスタートダッシュはできた


「スタートに関してはやっぱり、これ以上ないスタートが切れたと思いますし、結構開幕からの1本目っていうのはなかなか出なくて苦しいシーズンもあったので、それが早めに出て、それこそホームランだったり打点も早めについたので、その辺はすごくいいスタートというか、思っていた以上にいいスタートが切れたと思います」


−その中で5月には左脇腹を痛めた。離脱の期間中や1軍復帰後はどんな気持ちで臨んでいましたか


「ケガを含め実力なので、しょうがないかなっていうのは思いましたし。やっぱり1回(ポジションを)空けてしまうというか、他の人が出るという状況をつくってしまうと、なかなかやっぱりそこからもう1度取り返すっていうのは、他の人の状態だったりとか、いろいろ変わってくる部分もあったので。なんて言うんすかね、悔しい部分もありましたし、そこから巻き返せなかった自分の実力不足の部分っていうのを、すごく痛感した部分が大きかったかなと思います」


−打撃では9月などは早出でロングティーをする姿が印象的でしたが、手応えっていうのはいかがですか


「ずっとキャンプから、その日の修正、その日に一番いいスイングっていうものを考えながら過ごしてきて、開幕からもずっと変えずにやってきたんですけど。やっぱいろいろ含めて、ちょっとした空振りだったりとか、思っている動きができないっていうことが増えてきて。9月とかは早出とかはしてましたけど、なかなか修正が利かない日が多かったりとか、そういうのを考えながらやってる日が多いが多かったなと思います」


−新庄監督からは昨オフに二塁打を狙うように指示があったが、今季の打撃にどんな効果をもたらしたり、つながっていったのか


「スタートの方もやっぱりそういう強さとか、意識的な部分の方向だったりとか、いいものがたくさん出てたと思うので、その辺は自分の調子というか、1つチェックポイントというか、パラメーターにはなるかなっていうのは思いました」


−今季の中で印象に残っている試合やシーンは


「サヨナラの場面ですかね」


−8月19日オリックス戦のサヨナラ打を、あらためて振り返って


「なかなか打つのが難しいピッチャーでもありましたし、レイエスだったりとか、そういうバッターが抑えられてのチャンスの場面でしっかり打てたっていうのはすごく自信になった部分もありました。やっぱ、ああいう場面で打つことができるっていう…自分が調子が悪い時であったりとか打てない時でも、ああいうとこで打てたっていう自信になった。そういう部分で、すごく成長につながるというか、いろんなものを実感できたのが一打だったかなと思います」


−今季を振り返って自身に点数を付けるなら


「う〜ん、どうですかね、60点、70点ぐらいですかね」


−その理由を教えてください


「やっぱり1年間、最初に任されたところを守りきれなかったっていうのは1つあると思いますし。やっぱ開幕ダメだったらっていうのは、ボスにも言われていたんで。最後、1軍にいれているっていうことは自分の中の自信にしたいなと思いますけど。やっぱり試合の出方だったりとか、今の立ち位置だったりとか、自分の思い描いてるものではないので。いろいろ(選手)層が厚いって言われますけど、やっぱり代えが利いてしまうっていうことではあると思うので、本当に欠かせない選手になれるようにっていう風に思っていたので。離脱含め、試合数だったりとか、そういうものも含め70点ぐらいなのかなと思います」


−CSではどんな活躍をしたいですか


「レギュラーシーズンはもう関係ないって言ったらあれですけど、1回仕切り直しの部分もありますし。大事な1本を打つチャンスっていうのがあると思うので、そういう1本を出したいなと思います。どういう出方、形であれ、日本一になれるように、その力になれるようにできればなと思います」


−新庄監督もポストシーズンでは野村選手をキーマン1人に挙げていた


「いやもう本当に、なんて言うんすかね、圧倒的な活躍というか。いつまでも、そういうことを言われてる場合じゃないと思うので、しっかり状態を上げて結果を出せるようにできればなと思います」


−新庄監督の来季続投が発表されたが、結果で恩返ししたい気持ちは


「そうですね、期待してもらってる分、しっかり結果を出したいなと思いますね」


−今日は紅白戦で3打席に立って、感覚とかはどうでしたか


「見え方自体、なんかめちゃくちゃ悪いっていうのはなかったですし。チームメートでも、やっぱ初めて立つピッチャーなので、なかなか難しいなって思いながら立ってましたけど。終わった後、いろいろキャッチャーの人と話したりとかもできたので、いい時間だったなと思います」


−柴田投手との対戦は


「なんか独特な球だなと、タイミングとか含め独特だなと思いました」


−明日の紅白戦でCS前の実戦は最後。CSへ向けてはどんな形でピークに持っていきたいか


「結果が出れば一番ですけど、しっかりとしたスイングをできればなって思いますし。しっかり打席をCSの初戦につなげていけるような時間にできればなっていうのは思いますね」

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