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元NHK職員で笑下村塾代表のたかまつなな氏(32)が、7日配信のABEMA報道番組「Abema Prime」に生出演。自民党の高市早苗新総裁(64)が決意表明で語った「ワークライフバランスという言葉を捨てます」との発言について私見を述べた。
番組では、高市氏が就任後の決意表明で、政治家を念頭に「全世代総力結集で全員参加で頑張らなきゃ立て直せませんよ。だって今、人数少ないですし、もう全員に働いていただきます。馬車馬のように働いていただきます。わたくし自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて、働いてまいります」と語った様子を報道。この発言に対して、SNS上などで賛否が起きていることも伝えた。
過去に高市氏と対談経験もある、たかまつ氏は、自身のXでも発言を疑問視していたことを紹介されると、「私は不適切だと思いまして」とあらためて言及。「これから頑張ります、という高市さんの意気込みだというのは当然分かりましたし、その覚悟を持ってらっしゃる方だなというのはもちろん思うんですけど、それを自民党の総裁という立場の人が、今このタイミングで言う、ということの、影響力を考えていただきたい」と、高市氏の胸中には理解を示しつつも、疑問をなげかけた。
その理由として「やっぱりワークライフバランスって、電通の高橋まつりさんが過労死されて、亡くなられて、というところから世論が盛り上がって、そこから働き方改革関連法ができて、ワークライフバランスを大事にしよう、と企業がやってきた。そういう経緯もある中で、ワークライフバランスと言うと、私は遺族の方とかが声をあげていたりとか、そういう姿が思い浮かぶ言葉なので、トップである方の言葉である以上、トップがそういうことを言っちゃうと、部下の人もそうしなきゃと思っちゃうし」と説明した。
たかまつ氏はまた「高市さんはそれをそうとは言ってないんですけど、実際にXとかで経営者の方とかが『だからZ世代はダメなんだ』とか、『働かなきゃダメなんだ』とか『ワークライフバランスを無視してないから日本はダメになったんだ』とか、そういう議論まで広がっちゃうので、ご自身の影響力は考えて頂きたかったと思いますね」と、高市氏の真意を超えた議論に飛躍しているとの見解も示した。
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