11日にインスタグラムなどで現役引退を表明した、レスリング女子オリンピック(五輪)2連覇の金城(旧姓川井)梨紗子(30=サントリービバレッジソリューション)が12日、静岡・焼津市総合体育館で行われている全日本女子オープン選手権で「セコンド」に入った。出産後の復帰戦となった妹で現姓恒村友香子(28=同)の試合に同行。的確な指示を出しながら共闘した。
金城は2016年リオデジャネイロ五輪(オリンピック)の女子63キロ級と21年東京五輪の57キロ級で大会2連覇を達成。友香子も東京五輪の62キロ級で金メダルに輝き、姉妹で制覇した。
梨紗子は東京五輪の直後に、元選手だった金城希龍さんと結婚。22年5月には第1子の女児を出産した。伊調馨の4連覇、吉田沙保里の3連覇に次ぐV更新とともに、五輪では日本初となる「ママでも金」を目指していたが、昨夏パリ五輪への道は断たれていた。
なお、妹の友香子は1回戦と準々決勝を順当に勝ち上がり、ベスト4進出。姉は、現役引退を決断した理由などの詳細について、試合後に自身の口から語る予定になっている。
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