限定公開( 2 )
タレント武井壮(52)が14日までにX(旧ツイッター)を更新。がんにより24歳で亡くなった兄、武井情さんについて言及した。
情さんは俳優坂上忍の付き人をしていた。「オレの兄貴はね 2個上で私立の中学入ったけど その頃親と住めなくなって お金もあまり使えなくなったから 中卒で俳優さんの鞄持ちしながら バイトしながら俳優目指して暮らしてた」と書き出した。
「それはオレが勉強やスポーツの成績がすごく良いから、学費をこれ以上使わずに、弟に行くように、と話してたんだと鞄持ちしてた坂上忍さんから、40歳になった頃聞かされたんだよ でも当時のオレはそんな兄貴を責めたりしてた」と当時を回想した。
「勉強くらいちゃんとやれ なんで高校行かねえんだ 芸能人なんかなれるわけねえだろ そんな言葉をぶつけてた 兄貴が21くらいの頃、やっとドラマや映画に少し出られるようになって 自分で部屋借りて暮らすようになった頃 オレに仲良い芸能人の自慢したり スーパーファミコン買ったから東京来たら泊まりこいとか 坂上忍さんと野々村真さんとかの草野球の試合とかにオレを連れてったりしたんだよ」と記述。
「思えば、昔オレのぶつけた言葉に 自分も頑張ってるよ、と 伝えたかったんだろうと思うし 自分ももしかしたら勉強やスポーツに夢中になりたかったんじゃないかと思う」と推察した。
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「その数年後 大人になってから まともに2人で食事もしたことないまま、癌になって死んじまった いまだに思い出すんだよ オレが大学の先輩連れて泊まりに行った時、嬉しそうに部屋の鍵渡して スーファミやっていいよってニコニコしてた顔をさ で、泊まり行ったら電気料金払ってなくて部屋真っ暗でスーファミできなかったんだけどさ笑笑 あんな嬉しそうな兄貴の顔をまた見たかったんだけど、次に会った時は告知もせずに打ってた抗がん剤でげっそりして 『オレ癌だと思う』とオレに告げてきた時の悲しそうな顔だった」とつづった。
そして「オレの人生はそんな兄貴の人生に比べりゃ何万倍も幸せで 苦しいことなんかひとつも感じないくらい体も心も強くなった でもいまだに思うんだよ 兄弟2人で『やったな』って肩組んで歩きたいなってさ オレの50代はそんな思いを乗せて過ごす幸せな時間にしてやりたい」と投稿。「いつまでもそんなことを言っててダセェなとも思うけど 自分の強さの半分はそこから貰ったもんだからさ しんどい時でもそれを思い出したら涙も出るけど無限に力が湧いてくる 何度でも何度でもだ まだオレには 人生がつまらねえ なんて言ってる暇はねえな」と高らかに宣言した。
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