カップ麺から着想を得たアイテムの製作動画が、ニコニコ動画(niconico)に投稿されました。意外すぎる発想が「何を言っているんだお前は?」と話題になっています。
動画を投稿したのは、HILENさん。自宅でローズマリーを栽培しており、これまで水やりの際にペットボトルのジョウロを使っていました。
ローズマリーを育てる過程でHILENさんは、より使いやすいジョウロを自分の手で作りたいと考えるように。そんなある日、カップ焼きそばを食べていたところ“湯切り口がジョウロっぽい”ことに気付いたそうです。そうつながるのか……。
手元にはアルミトレイとポリ塩化ビニル板の端材があるので、湯切り口風ジョウロを自分で作れないか実験開始。数回にわたる試作とテストの末、ジョウロとして機能させるのに必要なデータ・知見がそろってきました。
|
|
耐久性や見た目などの条件も満たすため、水をためる容器にはステンレス製のバットを使うことに。縁の形状がフタを貼り付けるのにちょうど良く、金属製のため接着剤も気兼ねなく使えます。
市販のカップ焼きそばを意識して、フタとなる塩ビ板を加工。湯切り口の反対側には給水口を設けました。水やりの際はここが空気穴として機能します。
給水口部分のフタが開閉できるように磁石を貼り、サビ防止のためアルミテープで磁石を保護。湯切り口の加工を施したら、シーリング材で塩ビ板とバットをくっつけました。
目的を考えればこれで完成ですが、今のビジュアルはあまりにも地味なためラベルを作ることにしました。しかし、前例のないアイテムであるため参考資料は見つからず、デザインを考える作業は難航。3日間悩みに悩んだそうです。
考えた結果、フタに描いたのはフェルメールの「牛乳を注ぐ女」を思わせるポーズを取っているHILENさん自身。「水やりをするHILEN」と題したジョウロから出てくる水の量はちょうど良く、水やりをした際の感覚は「ほぼ湯切り」だと伝えています。
|
|
完成したカップ麺風ジョウロには、「いいじゃん」「笑顔でこっち向いてほしいw」「ぶっちゃけちょっと欲しいwww」などのコメントが寄せられています。
動画提供:HILENさん(ニコニコとのメディアパートナーシップにもとづいて紹介しています)
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。