「深作さんがパンクに、ロックに」渡辺大から見た“令和版”舞台「酔いどれ天使」

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2025年10月16日 13:40  日刊スポーツ

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舞台「酔いどれ天使」製作発表会に出席した、前列左から深作健太氏、渡辺大、北山宏光、大鶴義丹、佐藤仁美、後列左から阪口珠美、横山由依、岡田結実(撮影・川田和博)

俳優渡辺大(41)が16日、都内で、舞台「酔いどれ天使」製作発表会に出席した。


同作は、故黒沢明監督と三船敏郎さんが初タッグを組んだ名作を舞台化。闇市を支配する若いやくざと、貧乏な酔いどれ中年医者とのぶつかり合いを通じて、戦後風俗を鮮やかに描き出したヒューマニズムあふれる力作。演出は深作欣二さんの息子、健太氏(53)が担当。北山宏光(40)が闇市を仕切るやくざ松永を演じ、渡辺は中年医者の真田を演じる。


「歴史有る作品に参加できて光栄です」とあいさつすると、「とても伝統的だけど、深作さんがパンクに、ロックに、さまざまなテイストを盛り込んで令和版にしている」と紹介した。


オリジナル映画での松永と真田の関係性は、親子のようだった。だが「僕と北山君は年が1個しか変わらないので、年の離れた兄弟くらいの関係性にしようと意識している」とした。


「エネルギッシュな方向にもっていくよう、深作さんと話して模索している」とし、「やっと光が見えてきて、出口が見えるかといった状況です」。また、「飛び切りの“明”で(松永を)引き込もうと常に意識しつつ、岡田とも綱引きをしているような関係です」と続けた。


稽古は「追い込まれている」と笑いつつ、「骨に血を付け、肉を付けで、パーツがつなぎ合わさって初日を迎えらえると思います」とした。


この日、深作氏、北山、ダブルキャストでぎんを演じる横山由依(32)岡田結実(25)、奈々江役の阪口珠美(23)美代役の佐藤仁美(46)、岡田役大鶴義丹(57)も登壇した。


同作は、11月7〜23日に東京・明治座、同28〜30日に愛知・御園座、12月5〜14日に大阪・新歌舞伎座で上演する。

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